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「東京でしか生きられない」という激ヤバなリスク

たまたま面白そうな本を発見。

レビューで秀逸なものがありましたので引用します。

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経済と社会の衰退

「良い大学に入れば良い会社に入ることができて、一生幸せに暮らせる」そんな昭和の価値観は、企業の終身雇用と年功序列を前提とし、そしてその二つは日本の経済成長を前提としていた。

成長が終焉し日本企業が競争力を失うと、終身雇用と年功序列どころか企業自体の維持すらおぼつかなくなり、日本にはもはや海山商事のような良い会社は存在しない。

そしてかつての東京という都市の魅力もまた、成長への活力に溢れ、Japan as No1などと浮かれていた楽観的に明るく思えた未来の象徴だったからである。社会経済の衰退が始まり、先行きには暗雲しか見えないことがわかると、東京は単なる欲深く嫉妬深い烏合の衆が詰め込まれている狭苦しい兎小屋であることに気づく。

「良い大学に入りさえすれば」という昭和の価値観を信じ込まされ、我慢と努力の末その地位を勝ち得て東京に出て来た者たちは、平成令和の社会人として世に出てみると、社会経済は自分が聞かされていたものとはだいぶ違うものであることに気づく。自分が手にしたと思っていた万能の武器は、実は相当に旧式のものだった。

(引用おわり)

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中核になるのは、この一言でしょう。

>社会経済の衰退が始まり、先行きには暗雲しか見えないことがわかると、東京は単なる欲深く嫉妬深い烏合の衆が詰め込まれている狭苦しい兎小屋であることに気づく。

これに気付いて実際に行動を転換できた人が生き残っていき、いつまでも昭和の価値観の幻影に縛られ続けている人は、グローバリストや支配者層の養分になって、骨の髄までしゃぶりつくされて捨てられることになるでしょう。

バンドワゴン効果のプロセスでいけば、今気づいて行動を転換できれば、まだ間に合うでしょう。

カタストロフィが来るかどうかは分かりませんが、ゆっくり衰退するにしても、後発になればなるほど不利になるのは間違いありません。

東京でしか生きられないというのは、この先もっとも危険なリスク要因だと思います。

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