大人も楽しめる!時々読みたくなる素敵な児童書。
図書館で見つけた、おもしろい児童書の紹介をします✦
遊び人ブログで、図書館についての話題を書きました。
今回はその中で見つけた面白い児童書の紹介です。
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てつがくのライオン
日が暮れた。ライオンは肩がこってお腹がすいた。
(てつがくは肩がこるな。お腹がすくと、てつがくはだめだな)きょうは「てつがく」はおわりにして、かたつむりのところへ行こうと思った。「やあ、かたつむり。ぼくはきょう、てつがくだった」
この本、実は国語の教科書にも載っている詩に、挿絵がついて絵本になったものなんだとか。
私は元の詩を知らなかったのですが、格好いいと思って一生懸命「てつがく」するライオンちゃんがかわいくて好きでしたw
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ライフタイム いきものたちの一生と数字
この本にでてくるのは、いきものの一生を調べてわかったさまざまな数字です。それぞれのいきものの観察記録や平均寿命をもとに考えました。
カンガルーって一生で50匹も赤ちゃんを生むんだ…!とか、
キリンの模様は(平均)片側100個ずつ、計200個できるとか、
タツノオトシゴのオス(!)は1000匹の赤ちゃんをお腹の中で育てるとか。
大人の私も知らないトリビアが満載!
個人的には「生物と無生物のあいだ」の著者(生物学者)が
翻訳家を務めているのも興味深かったです。
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IT MIGHT BE AN APPLE
男の子が家に帰ると…。
机の上にりんごが置いてある。
いや待てよ…これはりんごじゃないかもしれない。
そんな妄想から始まるお話。
これは高性能なりんごのメカかも。
裏側はみかんかも!
このりんごはオシャレがしたいのかも!
なんて具合に、あらゆる「かも」を発想する展開が面白いやら感心するやら。
最近発想力が足りないなぁ。なんて感じる人は、一度読んでみてはいかがでしょう。
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光るいきもの 海のいきもの
「光るいきもの」シリーズの、海のいきものに特化した作品。
日本にいるたくさんの光るいきものを、
発光生物学者とプロカメラマンが紹介するシリーズ。
世の中に発光生物学者っていう職種の人がいるのに驚いたし、
光る理由が分かってない生き物が結構いるんだなぁ…
なんて思いながら、楽しんで読める本でした。
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ホネホネ動物園
何を隠そう大の骨好きのワタクシ。
骨の機能美というか…「なるべくしてなった」と思わせる
形式美が見ていて楽しくて楽しくて。
例えばみなさん、キリンの骨って見たことありますか??
首の骨のねじれ具合もさることながら、
それを支えるたてがみ部分のいかつさよ…!!
こんな手書きメモ風の解説なんかもあって、とっても勉強になりますよ♥
実はこの本、同シリーズでホネホネすいぞくかんというのもあります。
クジラが海から陸に上がってまた海に戻った生き物だなんて、私はこの本で初めて知りました…!
合わせてお楽しみください♪
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えんとつ町のプペル
図書館で見つけた本ではないですが、
絵本つながりということで…。
相当話題になった絵本ですね。
私は、偶然本屋さんで立ち読みしたのですが、
絵本の内容のおもしろさ、グラフィックの美しさもさることながら、
この本の出版を取り巻く著者:にしの あきひろ さんの主張がクリエイターとして非常に興味深かったです。
賛否両論あるのでしょうが、私は支持派!
(カンタンには証明できないものを)信じることの大切さ。
他人の言うことに惑わされない強さ。
求めていたものは、手を伸ばせば意外と近くにあるのかもしれない…。
そんなことを思い出させてくれる、夢のあるお話です。
皆さんも是非、読んでみて下さい✦
書き手:あそび屋Kai
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