移送待ち

横浜拘置所から移送されて来た場所は、以外な所でした。場所は、前回の有料記事に書いてますので、気になる方はそちらから確認してくださいね。

そこで数週間を過ごした僕は、決められた時間を終え、長野刑務所へと移送されます。

しかし、すぐには移送されません。
移送待ちの期間があります。もちろん移送待ちの段階では、長野刑務所へ行く事は、知りません。
移送の日の朝に、知らされるからです。
移送待ちの期間は、何処に送られるか不安です。
刑務所によっては、厳しさが違うからです。
めっちゃ緩い所、めっちゃ厳しい所、差が激しいのです。

お願いします。緩い所で。

と、ずっと祈っていましたね。
移送待ちの期間も、数人で同じ部屋でした。
雑居という奴ですね。始めは、3人でした。
この2人が、クソみたいな奴で、最悪でした。
入れ墨を自慢する、ブタ野郎。
何言ってるか?分からないシャブ中。
シャブは、覚醒剤の事です。
毎日、早く移送されないかな?って思ってました。
相手でも、自分でも、どっちでもいいから移送してくれって。

しかし、なかなか移送されません。
数週間いましたね。最悪です。
そんな最悪な日も、ようやく終わり。ブタちゃんと、シャブ中が、移送されていきました。

やっと、居なくなったか。一安心です。

そして、1人になりました。
8人くらい入れる部屋なので、けっこう広いです。
一晩は、快適に眠れました。

次の日、1人で作業します。
移送待ちの期間も、部屋で作業はあります。
そうです。ブランド品の紙袋を折る仕事です。

ここで、少し作業の話ですが、基本的にはすぐに作業は出来ません。新人は、説明書?みたいな紙を2日くらい読む事が、仕事になります。A4サイズの薄い説明書らしき紙です。10分もあれば読める内容です。それを、2日ずっと読んでないといけません。辛すぎます。

そのイジメのような仕事が、終わってもまだ続きます。次の仕事は、DVDの裏側(キラキラした方)にキズを付ける事をやります。少しとかってレベルじゃなく、キラキラを無くすのです。しかも、同じDVDを使って。もし、いらないCD等あったら、やってみて下さい。めっちゃ辛いですよ。
それが何百枚もあるので、気が狂います。

そのイジメの仕事が終わったら、やっとブランド品の紙袋を折る仕事が、やって来ます。

そんな感じで、1人になった僕は朝から作業をしてました。すると、新しいメンバーが入って来ました。

次回は、再会 です。

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