国を守る義務も男女平等であればこそジェンダー平等が成り立つのではないか

古代のイングランドでは当時住んでいたケルト人達がローマの進軍に抵抗して戦った時には女性兵士も男達と肩を並べてローマ軍と戦ったというし、女性兵士に対する忌避感やタブーなどは少なかったのではないかと思う。もちろん、キリスト教的価値観のもとではジャンヌ・ダルクは火炙りの刑に処されたかもしれないけれども。

本邦でも戦国時代などでは男どもが戦場に赴いた後の城は女性達が守っていたわけだし、神功皇后のように軍隊を指揮した女性もいるわけである。

一概に女性兵士を拒否したがるのはおかしいのではないか。特にフェミニズムの文脈で言うと、ジェンダー平等なのだから男も女も国を守る義務は同じではないか。むしろ女性達が主体的に国を守る義務を果たしてこその平等ではないか。

国を守るという命を落とすかもしれない危険な業務、きつい業務、もしくはヨゴレ仕事の汚い業務は男なのだから女性に押し付けずに自分達でやりなさい、と言っておいてジェンダー平等なので男は女性の苦しみを知れと言っても説得力は感じないのである。

いいなと思ったら応援しよう!