認識の変更とは顕在意識と潜在意識から見る真実
潜在意識を追求していくと、必ず「認識の変更」というワードに行きつきます。
恐らくここでつまづく方、迷子になる方が多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、
・現実は幻のようなものであり、如何様にでも作り変えることが出来るもの ・現実とは自分の内側にあるものが完璧に反映されたもの
・エゴ(思考/顕在意識)と一体化してる自分に気づく事
・「既にある領域」に初めからそこに立っていた自分に気づく事 です。
認識の変更とは
では潜在意識でいう「認識」とはなんでしょうか。
私たちが「認識の変更」を行うときに重要なのは、顕在意識と潜在意識の役割を理解し、思考を俯瞰して見ることです。
顕在意識は日常的に使う意識で、私たちが今ここで考えていることや、物事を判断する意識を指します。
一方、潜在意識はその下に隠れており、私たちの深層に刻まれた信念や感情、経験に基づいて自動的に動いています。
この二つの意識がどのように相互作用しているかを理解すると、認識の変更を効果的に行うことが可能になります。
思考を俯瞰して見る。
私たちは普段顕在意識で思考し、日常のあらゆる選択をし判断をしています。しかし、この思考の背後には潜在意識からの影響が大きく関わっています。
潜在意識と顕在意識の間にはフィルターがあると仮定してみましょう。
多くの人は、自分の思考(エゴ)や感情がすべて現実そのものだと捉えがちです。しかし実際には、それらは単なるフィルターを通して見た一部の情報に過ぎません。
ここで大切なのが「思考を俯瞰して見る」という視点です。
自分の思考や感情を一歩引いて、客観的に観察することが認識の変更の第一歩です。
「今、私はどう感じているのだろう?」
「なぜこんな考えが浮かんできたのだろう?」
「どうしてこんな風に考えているんだろう」
と自問することで、自分の思考や感情が本当の自分自身ではなく、ただの一時的な思考の反応であることに気づくことができます。
こうした俯瞰的な視点を持つことで、思考の背後にある潜在意識のパターンにも気づくことができるのです。
また普段の思考(エゴ)は、あなたの過去の経験や認識から様々な情報を拾い集めただけの、視野がとても狭い情報のひとつであるということを理解することも大切です。
ですから、悩みをいくら考えても思考に解決する能力はないのです。
また思考であれこれ考えても、願いを叶える役割や力はありません。
理由は上にも書いた通り、過去のデータから拾った情報しか持っていないので、解決能力がないためです。
真実は内側にある
認識の変更においてもう一つ重要な概念は「真実は内側にある」ということです。
外の世界で起こる出来事や他人からの意見は、すべて私たちが持つフィルター、つまり潜在意識によって解釈されます。
私たちが現実をどのように認識するかは、この内面的なフィルターによって左右されているため、外の世界が真実そのものではないことに気づく必要があります。
例えばある人が「自分は成功しない」と感じている場合、それは外部の現実に基づくものではなく、自分自身の内側にある、例えば過去の失敗の体験やデータ等によって潜在意識がそのように解釈しているのです。
この認識を変えるためには外部に答えを求めるのではなく、自分の内側を見つめることが重要です。
内面的な信念や価値観を再評価し、潜在意識のパターンに気づくことで、自分が本当に望む現実を再定義することができます。
顕在意識と潜在意識の協力
顕在意識は私たちが日々の生活を送りながら認識する意識ですが、それだけで物事を理解しようとすると、限られた視野にとらわれてしまいます。
潜在意識は、より深い部分で私たちの行動や判断に影響を与えており、顕在意識の背後にある動機を明らかにすることができます。
思考を俯瞰することで、顕在意識と潜在意識がどのように相互作用しているかを理解し、潜在意識の影響を意識的にコントロールできるようになります。
結論
「認識の変更」は、外部の状況や出来事に影響されるのではなく、内側の真実に目を向けるプロセスです。
顕在意識を使って自分の思考や感情を俯瞰し、その背後にある潜在意識のパターンに気づくことで、私たちはより自由で、本当の自分に合った認識を選び取ることができます。
真実は常に内側にあり、その真実に気づくことで、私たちは新たな視点を持って現実を変えていくことができるのです。
自分はどうしたいか、自分が望むことはなにか、それらは思考に浮かんできても、潜在意識のパターンでゆり戻され諦めたり足を引っ張られたり、結局いつも諦める人生を送ってしまいがちです。
認識の変更とは気づきの連鎖の先に必ず起こりうる現象です。
誰でも認識の変更は可能です。
近すぎて気づかない、見えない、それだけなのです。
この認識の変更では、顕在意識と潜在意識の役割を知ることが大前提ですが、実際に認識の変更が起きるとどうなるのか、認識の変更で新たに認識することはどういうことなのかを、次の記事で書いてみますね。
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