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認識の変更とは、気づく事

前回の続きで「認識の変更」について書いてみますね。
私たちが普段考えたり行動してることを決めてるのは顕在意識です。
ランチを決めるのも、買い物をするのも、映画を見るのも、ひとつひとつ【意識的】に決めています。
そしてもうひとつ、何か問題があったり悩みが生まれた時、また何かに挑戦しようとしたときや、チャンスと思える出来事を思考したりもします。
これも私たちは当たり前のように湧き出る思考と常に接続しています。

こんなことはありませんか?
何かを選択したり決断をしようとするときに、
「どうせ□□だからなぁ」
「でも〇〇だし…」
「だって△△なんだから」
等という揺り戻しのような、さも正解のような思考のお喋りが出てきませんか?
そしてその思考を あなた自身である と思っていませんか?
実はこれは違います。
あなたの一部ではあるけれど、思考に正解を導き出す力も問題(と思えるもの)を解決する能力もない、真実のあなたから分離したものなのです。

思考はそもそもがネガティブを引っ張ってくる仕組みなので、あなたの行動を止めようとしたり、過去の経験を記憶に引っ張り出して「それをしない理由」を言語化して訴えてきます。

認識の変更は、思考は真実(本当の自分自身)ではないと気づく事から始まります。
これをエゴと呼ぶこともあります。
つまり、あなたから派生した一部ではあるけれども本来のあなた自身(真実)ではないということです。
認識の変更はまず、ひとつ前の記事で書いた「思考を俯瞰する」ことがこれに当たります。
ではこの思考に惑わされないようにするために何をしたら良いのでしょうか。
答えは思考を完全に俯瞰することと、思考を止める事です。
思考を俯瞰することが出来ると、あなたの脳内で止まらないお喋りを離れたところから聞いてるような感覚になり、「また色々言ってるな~」と第三者目線で見ることが出来るようになります。
そしてあえてそうしてみることも大切です。
これが思考と一体化しない方法です。

そして思考を停止する、これはある程度俯瞰することが出来てきたら、軽い瞑想等で集中する時間を5分でも良いので持ってみましょう。
最初は呼吸を整えるところから始めてみて下さい。
その時に思考のお喋りが止まらない、止められない事に気づく事でしょう。
そんな時は呼吸や外の音、部屋の温度や体の輪郭など、なんでも良いので今感じる感覚に集中してみましょう。
そのうち思考を止めることが出来るようになってきて、真っ白い感覚を感じることが出来ます。
その真っ白い何もない感覚こそが「今この瞬間」であり「別の領域」です。

つまり、世の中で言われている「別の領域」は常にあなたの中にあり、エゴによって見えなくなっているだけなのです。
常にそこにあるのです。
それが「既にある」なのです。
それを体感するためには前提として認識の変更が必要になるのです。

ぜひ今日一日、あなたの思考を意識してみて下さい。
思考が止まる時はどんな時か、何かをしながら思考で考えてることは何か、どんなネガティブを話しかけてくるかを。
思考は必ず言語化して伝えてきます。
その言語化された脳内のお喋りに意識を向けてみて下さい。
何を感じるかを感じでみてください。

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