何度観ても豪華な傑物【引っ越し大名!】
少し前に地上波初放送された【引っ越し大名!】を録画していたのです。
観るならガッツリ観たい!と温めておりましたw
余談ですが、映画館でも円盤でも観ているので、通算で言うならば視聴5回目です。
夏が過ぎ、ようやくそのTV版を観たのですが。
いやあ、傑作すぎません?w
春之介の引きこもり感、そこからの「春之介らしい」成長。
無理して嫌なことをやるのではなく、できることを見つけて、仲間に支えられながらも突き進む姿はどこまでも愛しいのです。
そして於蘭さんの聡明さ。
最初から最後までぶっちぎりの侠気。
父君の覚書を抱えてて過ごした日々はいかほどのものだったか。
それを供する強さ、先陣切って実践する逞しさ、食い気味で春之介に迫るアレの勢いw
その心の底にある心情を思うと胸が熱くなります。
からの鷹村殿。
いやもう鷹村殿がいないと始まらない。
というか徹頭徹尾、どこまでも狂ってる感じが堪らないですw
だって春之介ノ扱いってもはや供物ですよww
コミュ力あるのに本人の在り方がファンキーすぎてホント好き。
襲撃からの御手杵の槍の流れは時代劇史上トップクラスの狂気だと思います(最大級の褒め言葉)
主役級から端役まで、一人ひとりがとても愛しい映画だなあと改めて感じました。
殿の色気、佐島殿のダメ上司感(かなり好きです)、揺らがない本村殿の重鎮感。
中西殿のややポンコツスーパーマン的な立ち位置、山里殿…山里殿おおぉぉォ!!!(圧倒的クソデカ感情
北尾殿と高橋殿のコンビの凸凹な強さ(けど最終的に一番の英雄だと思う)、ママ可愛いよママ。
大野殿のお妾さんなんて出番一瞬なのに全部持ってくんですよ、もう驚愕。
あと三毛猫様可愛すぎ。
語れば最初から最後までフルで思いを語れるほどに、大好きな作品です。
ラストの展開はもう喜怒哀楽の感情全部が噴出します。
映画そのものはもちろん、役者さん達の熱演も本当に本当に大好きです。
というか役者さんの使い方が完璧すぎて、もう傑物しか出てきません。
軽いノリにも見えますが、含まれたエピソードには結構な闇も影もたくさんあって。
それを終始面白おかしく魅せるのは犬童監督と土橋さん脚本の妙です。
あまり頻繁に放送されることはないかも知れませんが、Blu-rayとDVDもリリースされていますのでぜひ観て欲しい。
何度でも、ぜひ!!!