名盤誕生「Redemption」片平里菜
2023年10月18日、3年ぶりに片平里菜さんのフルアルバムが発売されました。
前日にゲットして既に何度か聴きましたが・・・
名盤です!
と言いたくて取り急ぎ本当に久しぶりにnoteを書きました。
1曲目の「予兆」から文句なく名曲で、この曲はこの先もずっと片平里菜さんを象徴する曲のひとつとなると思います。
この曲はかなり古くから録音されずに存在していた曲で、私が初めて聴いたのは2017年、はるばる明日香村に来られた時でした。
野外イベントで、小雨が降っていたのですが、静謐な祈りのこの曲は一瞬で観客を魅了していました。
時を経て、時代がこの曲を必要とするときに、素晴らしい形で録音されたことをとても嬉しく思います。
2曲目の「ロックバンドがやってきた」も、ずっと前からライブで披露されていたけれど録音されていない曲でした。
途中でちょっとテンポアップして、ぐっとかっこ良い曲に仕上がっています。
8曲目の「不幸自慢」も結構好きです。なんか西岡恭蔵さんの「プカプカ」のような趣あって良いですね。
そして、私的このアルバムのハイライトは間違いなく「そんな神様がいるもんか」です。
宗教という曲で扱うには難しいテーマだけれど、あくまで片平さんは一生懸命生きている人に真摯に寄り添って曲を作っておられるように感じました。決して頭でっかちの空中戦にならずに。
「そんな神様がいるもんか」のリフレインは、信仰という名の下に搾取されている人の背中を「そう思っても良いんだよ。」と押してくれるのではないかと思います。
「そんな神様がいるもんか。もしいるなら信じるもんか。」のトシロウさんが入ってくるコーラス部分は信じられないくらい神がかっています。
その他の曲も、それぞれに魅力があり、ずっと楽しめるアルバムで、これから繰り返し聴くことになりそうです。
アルバム制作に関わられた、おおはた雄一さんが素晴らしく、長い信頼関係のOAUさんのサポートも得て、片平さんのナチュラルな魅力が引き出されていると思います。
その結果、このアルバムは片平さんが表現したいことを表現出来た名盤になったと思います。万歳!
ツアーファイナルは日比谷野音とのこと。行かねば。
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