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「感情を手放す」ことはメリットしかない

ここ最近、私の中で「感情解放」がまたブーム(?)になっています。

セラピストでもあるので、自分の心の状態を観察することや、感情を取り扱うとはどういうことかというのを身をもって学ぶために、時々行うわけなんですが。

ここ1~2年でだいぶ観察力が増しましたが、「左脳のおしゃべり」つまり自動思考はまだまだ元気いっぱいです。

ただ完全に右脳思考にならなくても、「気づく」ことで切り替えることができるのでそれはそれでいいのかなと思っています。

とはいえ、日々の小さなストレスやまだわずかに残っている過去のネガティブな記憶を浄化するために、感情解放のテクニックはとても役立っています。

感情を解放、手放すことに誤解がある?

感情を解放する(手放する)ということに、抵抗を感じる人もいるようです。

・感情がなくなってしまうのでは?
・自分がなくなってしまうのでは?
・ネガティブな感情も必要なものだから手放す必要はないのでは?

などなど色んなご意見をいただきました。まあこれは当然のことだと思います。しかし、手放すのがどういうことかがわかれば、だいたいの方は納得していただけます。

感情を抑圧させるか、表出させるかの選択


多くの人は今までは感情は我慢しておくか、表に出して発散させてしまうかの選択をすることがほとんどでした。

我慢するのは社会生活で必要な部分もあるのかもしれません。しかし抑圧された感情は潜在意識に刷り込まれ、ずっと持ち続けることになり、何度も同じような苦しみを味わい続けることになります。

とりあえず考えることを止めて気を逸らすことも抑圧と同じことと考えます。

抑圧を続けることで場合によってはいつか爆発します。これは表に出すことですね。もともと表に出しやすい人は、そこまでため込むことはないのかもしれません。

しかし、感情を直接的にぶつけたり表したりすることは、人に不快を与えることになります。

例えば気の許せる仲間と飲みに行き、そこで吐き出してスッキリしたり、カラオケで叫んでみたりと、そのくらいならまだ許せるでしょう。

しかし表に出すことに慣れ過ぎていると、人に迷惑がかかるだけでなく、そういうことが自分にもまた返ってきてしまうので、結局また苦しむことになります。


「手放す」は第3の選択


感情を手放すというと、完全に消し去ってしまうことと思っているかもしれません。だからネガティブな感情は必要だから手放すことはしない方がいいと考える人がいるのかもしれません。

ネガティブとポジティブの両面があって1つなわけです。それを冷静に眺められる人は何も問題なく、統合されていると思っていいのでしょう。

しかし、多くの人はそうはならないわけです。どうしてもネガティブな方ばかり見てしまい、その思考や感情に流されて抜け出せません。それで何度も嫌な気分を味わっているのです。

それを続けているから、心か体のどちらか(または両方とも)を病んでしまうのです。

手放すということは、完全になくしてしまうということではなく、「今握りしめているものを離してみる」その程度のことなのです。

重い荷物をずっと持っていたら手や体が疲れますよね。だったら下に置いたら?っていう感じです。そんな軽い感じなんです。

持ち続けるのを今だけ止めてみる、というのは決して感情を押さえつけるわけではありません。きちんと一度感情を感じそれを受け入れるということをするからです。

だからといってその感情を暴走させることもしません。ただただ感じてみるだけなのです。しっかりと存在を認めるところがポイントになります。

存在を認めたら、それをそっと手放してみる。握った手を離してみる。それだけで、スッと心は軽くなっていき、今までの苦しみがウソのようにどこかに消えていってしまいます。


手放した後の恩恵は計り知れません。


ネガティブな感情を手放した後は、心が楽になります。これは当然のことですね。感情の苦しみから抜け出したわけですから。

しかし、恩恵はそれだけに留まりません。

ネガティブな事態、現実がどんどん好転しはじめるのです。私は今までその経験を何度も何度もしてきました。

人間関係や病、仕事など様々なことが良くなっていき、精神面、物質面と両方が豊かになっていくのです。

嫌だなと思っていたことが、わりと平気になったりします。これは潜在意識が変わっていったということではないでしょうか。

Aという出来事に怒りを感じていたとして、その怒りを手放したら、Aは怒りを感じる対象ではなくなっていくのです。

思考でコントロールしようとするとなかなかこのようにはいきません。感情解放は思考でするものではないからです。

手放す方法も様々ある


感情解放のテクニックはいりいろとあります。
観察するだけで手放せる人もいれば、しっかりとしたメソッドを用いる必要がある人もいます。

ネガティブ度が強い人ほど、メソッドを用いる必要があります。いくつかのメソッドは半自動的に感情を手放すことができるので、ネガティブな思考に邪魔されずに手放すことができるからです。

自分にどんなネガティブなエゴが残っているのかな?と積極的に探せるようになると、どんどんエゴを手放していく事ができるようになります。

それが進むにつれ、ネガティブな事がなくなっていき、平穏な状態になっていることに気付くでしょう。そして、たまにネガティブな感情が湧き起こると、「あ!まだまだ出てくるね!ありがとう!」とむしろ感謝さえすることもあるくらいです。

本当に書ききれないくらいの恩恵がありますので、皆さんも感情を解放して、心のクリーニングをしてみてはいかがでしょうか?

手放しをしていくセッションです⇓ ⇓ ⇓




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