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困難な状況で人を動かすためには
つい2日前、先輩(以下Aさん)が今のプロジェクトから抜けるという、衝撃事実から学んだことを書きたいと思います。
コンサルティングの案件は、プロジェクトマネージャーの役割がとても重要で、案件の進捗やクオリティ管理、時間管理、コンセプト等
お客様に提供する、アウトプットに関連する全てのコントローラーとなります。
なので、絶対的にプロジェクトマネージャーが必要なんです。
そのプロジェクトマネージャーが、
「別の案件が動きだすから(もはや、今の会社辞めてそっちに行くから)この案件できないよ」
「そもそも自分はプロジェクトマネージャーじゃなくて、アドバイザーとしてやってるだけだから、そんな長期的にやるの聞いてない。教える時間はとるから2人で頑張って」と言い出しました。
「えええええーーーーーーー!!!!!」
政治家的発言(記憶にございません的な)にびっくりしすぎて、もう一人のメンバーは普段は絶対に怒らないタイプなのに感情的になり、やる気スイッチをもぎ取られたように抜け殻化し、
私自身はパニックで、エヴァンゲリオンの「逃げちゃだめだ」のシーンがエンドレスで流れてました。
↓これです。
気がついたら、同じ部門の先輩に泣きながら電話していました。
相手を動かす伝え方
上司に泣きながら電話をした時に、行動は感情的なんですが、
我ながら話している内容は、かなり冷静でわかりやすく伝えられていたと思います(笑)
以下、伝えた構成としてはコチラです。
1.FACTを伝える
2.登場人物全ての視点で正しい起こすべき行動は何かを考える
3.このままいくとどうなるのかの現状から未来の状態を伝える
(相手がイメージできるように伝える)
4.リスク回避できる場合に必要な条件を考える(提案)
実際の伝えた内容を簡単に箇条書きすると、コチラ。
1.FACTを伝える
・Aさんからこういったメールがきました。
(実際にメールの内容を読み上げる)
2.登場人物全ての視点で、正しい起こすべき行動は何かを考える
・2人でやるかは、会社の信頼に関係するので、Aさんが独断で判断することでもないし、残された2人で判断できることでもない。
(ここでは、相手の行動が取るべき行動に沿っているのかを伝えています。)
3.このままいくとどうなるのか、現状から未来の状態を伝える
パターン①契約を見直す
・2人ではとうていできるプロジェクトではない。
・2人体制の場合は、Aさんが在籍するまでの期間で契約を締結し直す
・今のままの契約で2人で走ると事故る保証ができる(未来のイメージ)
4.リスク回避できる場合に、必要な条件を考える(提案)
パターン②今の契約のまま走る
・新たなPMが必要(必要な条件)
・新しいPMに変わった場合の発生するタスクリストはこうです・・・・
(リソースを軸に考えられる項目を伝える)
結論として、この相談した先輩がPMを引き受けてくれることになりました。(感謝してもしきれない、過去の嫌なことは流しますと思いました 笑)
相手から見る自分を冷静に判断する
こんなピンチの時に、チャンス!と捉えて
「えっ自分がPMやれば良いじゃん!」という人もいると思いますが
それが落とし穴になる場合もあります。
コンサルタントの仕事の本質は、模索中なので偉そうなことは言えませんが、お金が発生するお客様との信頼関係を継続的に築くためには
期待値を超え続ける必要があります。
これは、職種関係なく言えることですが
お客様のモヤモヤしていることを
言語化し形にすることで、相手の「これができたらいいな」を実現することだと考えています。
そのためには、自分を過信するのではなく
相手からみた自分のレベル感を冷静に俯瞰する作業が必要です。
自分を俯瞰するときに、数字化すると冷静に判断できます。
・実現するためのリソースはあるのか(足りてるのか)
・実現するためのリソースを100とした時に、自分を数字で表すと何か
・自分を数字で表した要素は何か
上記で考えた時に、今回の場合は圧倒的にリソースが足りていないと感じました。
そして別の視点で、自分がPMをやるコントローラーとなれるレベルにいるかを判断する時に、他者からのフィードバックの評価を基準に考えました。
その他者というのは、自分がリスペクトしている人です。
メンターとも言える存在の人に、メンターの人から見る、自分の課題点をフィードバックをもらってると、自分のレベル感を客観的に判断できます。
自分は何者か
個人的な話になりますが、恐ろしく自分に興味がなく、自己肯定感が低いです。
なので、自分に何が出来て何が強みなのかは他者が判断することと割り切って、他者からの評価で判断していますが、自分の意見は言語化するようにしています。
自己肯定感が低いのに、なんで自分の意見が言えるのかという矛盾を感じる方もいるとは思いますが、「この人(事)にとっての最適な解は何か?」を一番に考え、そこに全力投球します。
「必要であればメスを入れる覚悟が出来ているので、嫌われる事への恐怖心がない」という表現があっているのかもしれません。
若しくは、出来ない自分を認めているので、今何をすることがBESTなのかを判断できるのかもしれません。
そんな時に出会った心に響く本
未熟ながらに、そんな時に読みやすいのに心に響く本に出会い、涙しながら読んだ本を共有します。
所要時間、1時間半もあれば読み終わると思います。
実際、このnoteを書く前に読んだばかりです。
voicyでも澤円さん・伊藤洋一さん・荒木博行さんが対談していました。
プレゼンのノウハウというよりも、自分がどうありたいかの人間性の大事な要素がたっぷり詰め込まれている内容でした。
(もちろんプレゼンのノウハウも詰まっています。)
思考の原点に帰れると思います。
相手を動かすコミュニケーションのとり方が詰まっている本だとも言えます。実際、私が本を読んでnoteに書き留めようと、行動に移せています。
是非、何かに躓いている人・迷子になっている人・自信をもてない人・プレゼンの本質を知りたい人は読んでみて下さい。
学びから気づいた事
日常的に自分を俯瞰してみる、客観的に判断するということが
次起こすべきアクションを瞬時に判断できるポイントだと感じました。
自己肯定感を高める事も必要ですが、自分が思っている事と、他者が判断することは違います。
なので、自分では「丁寧に部下に教えているから自分は良い上司!」と思っていても、
部下からすると「この上司、話長くて何がいいたのかわからん。とりあえず表向きは、ありがたいって言っとこ!」と考える場合もありますよね。
なので、自己肯定感が高く、周りにYESマンしかおきたがらない人程、自分を俯瞰して見れない=正しい意思決定ができない可能性が高くなります。
自分を俯瞰して見る事と、相手を動かすコミュニケーションを取ることの重要さを、この1件で学びました。
困難な事へ立ち向かうことへ挑戦できるということには、ワクワクします。
ということで、今後に立ち向かうためにエネルギーをそっちに向けて、日毎に最適な解を求め続けたいと思います♪
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