ニッシンデジタル國頭

ストロボメーカー、ニッシンデジタルの國頭です。これまでの活動で、気になったこと、印象深かったこと、大事だなと思うことなどを書き残そうと思って始めました。 アップデートのため勉強続けます。ご指摘などございましたら教えて頂けると嬉しいです。

ニッシンデジタル國頭

ストロボメーカー、ニッシンデジタルの國頭です。これまでの活動で、気になったこと、印象深かったこと、大事だなと思うことなどを書き残そうと思って始めました。 アップデートのため勉強続けます。ご指摘などございましたら教えて頂けると嬉しいです。

最近の記事

フェザリング―光の端を使う

クリップオンストロボは、レンズの焦点距離に対して、できるだけ均質な配向が得られるように設計されております。 通常、被写体はストロボ配向の中に配置しますが、あえて、被写体を周辺(エッジ)の徐々に暗くなるグラデーション部分に配置してライティング効果を得ることがあります。これをフェザリングと言います。 フェザリングはストロボ光の端が被写体に軽く触れるているような状態ですが、これと似た光の状況は環境光にもあります。屋内の扉や窓から差し込む光と影の境界がそれにあたります。 ストロボ

    • ストロボ、スピードライト、フラッシュどれが正しい?

      カメラに取り付けるストロボをクリップオンストロボといいますが、長いので、短く書きたいときがあります。 言い換えとして、ストロボ、スピードライト、フラッシュなど色々ありますが、どれが1番正しいと思いますか? 正式名称は、エレクトロニック・フラッシュ・ユニットです。しかし、これも字数が多いのでほとんど使われません。短くして「フラッシュ」が正解のような気もしますが、フラッシュメモリーという別の製品も思い浮かんでしまうので、紛らわしいです。 「ストロボ」はというと、定義のなかに

      • ストロボの足とカメラの靴

        以下は、先輩から聞いた話です。 クリップオンストロボには「足」が付いています。見ての通り一本足で、英語でいうとfootになります。 そして、一眼カメラには、その足を取り付けるための「靴」があり、ホットシューと呼びます。シューは英語でshoeです。 ストロボの足に、カメラの靴を履かせると、クリップオンストロボの取り付けが完了です。 そして、カメラのホットシューには電気接点が付いているので「ホット」シューとなりますが、接点がないものもあり、その場合は「アクセサリー」シュー

        • 内蔵ストロボの影は?

          初心者の方にストロボ嫌いな人がたまにいますが、私自身の経験から言うと、そういった方が嫌いなのは、内蔵ストロボであることが多いです。 嫌いな理由の一つは、内蔵ストロボで撮ると、人物が不自然に写るからだと思います。ではなぜそうなるのでしょう。 私達は、普段、太陽や照明に照らされて生活していますが、その光はだいたいにおいて下向きに注がれます。その時、影は下向きに伸びていて、みんなその影を見て、自然だと感じていると思います。あらためて身の回りの人物を見ると常に影を帯びていますので

          クリップオンストロボの名人

          ずいぶん昔の話ですが、仕事中に、クリップオンストロボの名人に会いに行った話。 メインの用件はすっかり忘れましたが、何だか面白そうな写真の話をするので、もっと聞きたいと言ったら、どうぞってなって、神奈川の海辺の町まで行きました。部屋には名人の写真がいっぱい飾ってありました。 名人は、写真コンテストでしょっちゅう賞をもらっていた方で、よく学生の卒業式に紛れ込んで、変わった集合写真を撮って有名だったようです。そして、その撮り方を発明した人でもあるとのこと。 その名人が言うには

          クリップオンストロボの名人