早期退職後のMRその2
早期退職の話題が最近また増えてきたので、早期退職した方達にその後を聞いてみました。
1.管理職経験者の先輩
60代になって早期退職があって、条件も悪くなかったので応募したそうです。
本人曰く「まだ60代前半だし、MRもバリバリやってきたので何か仕事はあるだろう。」と思って早期退職に申し込んだそうです。
会社を辞めてハローワークを中心に職探しをして9件の求人に申し込んだそうです。
その中で書類選考までいったのが2社、書類選考は通ったが2社とも不合格になったそうです。
その時に「自分はこんなに社会で必要とされていないのだ・・」と落ち込んだそうです。
実務経験がないと厳しいですよね。
ただその方は大変優秀なMRだったので、以前担当されていた病院の院長から声がかかり、その病院の事務に採用されました。
早期退職された方で、比較的条件が良いのが先輩や得意先からの紹介案件。
MR時代に構築された人間関係を大切にしておく事は、第二の人生でも大いに役にたちますよね。
2.一流大学卒の40代の後輩
早期退職の条件も良く、まだ40代だったので何か職はみつかるだろうと思ってMRを辞めたそうです。
その後いろいろな業種の面接を受けたが全て不合格。
本人曰く「何かあるだろうと思って辞めたが、何もありませんでした。」との事でした。
公務員の中途採用試験を受けたが不合格。
結局派遣MRになりました。
派遣先のプロジェクトが3年で終了したので、派遣会社との契約も終了。
数か月転職活動をしてなんとか別の派遣MRの会社に入れたみたいです。
ただ派遣契約なので1年ごとの更新で不安定みたいです。
一流大学を卒業していても40代でMR経験しかないと厳しいのですね。
3.営業推進経験者の先輩
早期退職後に先輩を頼り、チェーン調剤薬局のスタッフになりました。
お話を聞くと給料の条件は悪くなかったです。
ただ、チェーン調剤薬局での仕事は「新規開業予定の医師の招へい」だそうです。
最近は昔と違い、医師とMRとの関係が希薄ですよね。
以前は開業したい医師がMRに開業の情報を収集させていましたが、最近はめっきり減ったと思います。
そもそも医局にアポなしで入れないので医師のプライベートの情報が全く入ってきません。
会社は「医師のアドレスを聞いてメールで情報提供しろ。」と言いますが、そんなもの昔のMR活動を知っている私に言わせればクソの役にも立ちません(笑い)
なので医師の開業の情報が以前ほど入って来ません。
その為、医師の開業情報が入ってこないので仕事は苦戦されているみたいです。
時代が変わるといろいろ厳しくなりますね。
東京都では以下のような事業をしています。
行政の事業等を利用して、早めに第2の人生に備えるのは現在のMRの状況を考えれると良いかもしれません。
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