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4/3 日声協オンライン研究会: 藤牧正充

【オンライン研究会一覧】


今回は4/3に開催されました、会員の皆さまを対象とした【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):藤牧正充先生〉 の模様をお届けします。

「4/3 日声協オンライン研究会 発表者:藤牧正充先生」
テーマ《続・自分の言葉で語るイタリア語~イタリア歌曲の表現~》
要旨:前回のオンライン講義の中で触れたアルテシェニカ、所謂「語り」を今回はイタリア歌曲を題材に、具体的な実践を交えながら、テキストが語り手のイメージによってどう変化していくか、より手元に引き付けた「自分の言葉」で語る事によって引き出されるイタリア歌曲のテキストの魅力について考察していきたいと思います。

スクリーンショット (11)

参加された皆さまからは、

「イタリア歌曲を自分の言葉で歌うべく、朗読の仕方や感情ののせかたを丁寧に教えていただきました。はじめて朗読するときの練習の仕方、テキストの後ろから単語をひとつずつ加えて遡ってゆく、という勉強方法はぜひ試してみたいです。現地でネイティヴの方を前にして歌でコミュニケーションをとるために、自分の表現をするために、朗読の必要性を実感されたというお話が印象的でした。日本で活動されているロシアのバリトン歌手の方が「日本人のみなさんの前で日本歌曲を歌うのはとても緊張します」とおっしゃっていたことを思い出しました。グローバルに愛されて歌いつがれてゆく歌曲の力、計り知れないです。」

「ありがとうございました。たくさんのヒントを頂きました。朗読された皆さまが、先生のご指摘で変化する様子が感じられました。
又、少し反れますが、今読んでいる本の「 」の中の声が浮かびました!想像力を働かせて、自分の中から出てきたものは大切に感じられます。
魅力的な声で、さまざまな表現が出来ると、素晴らしいと思います。」

「作品に対する深い理解、自分の思いをもって、詩を音楽にのせていく。実践を通して先生の導きを拝見することができ、学ぶ側として、新しい気づきがありました。先生の師匠との経験も貴重なお話でした。有難うございました。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

【次回オンライン研究会のご案内】
荒牧小百合先生(ソプラノ)

【日時】
4月17日(土)開始13:30 終了15:15頃

【テーマ】
音楽に見る風景・絵画から聴こえる音楽

【要旨】
美術作品の中には、音楽に関する題名が付けられていたり、絵の中に楽器や楽譜が描かれていることがあります。また絵画に影響を受けて曲が生まれたり、美術に関した題名が付けられた曲もあります。
演奏を聴いていると風景が目の前に広がったり、絵画を見ているときに音の世界が聴こえてくるような経験をしたことが誰しもあるのではないでしょうか。音楽と美術は自然に行き来できる何かがありそうです。興味の赴くままに2つの世界の素敵な関係を探検していきます。

– 参加資格 -
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、 正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)
※参加費無料
※現在会員でない方は、正会員にお申込みいただくことでオンライン研究会にご参加いただけます。正会員についての詳細・お申込みはこちらから

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《日本声楽家協会オンライン事業部ページ》
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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