原油先物

20日米ニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる米国産WTI原油の先物価格(5月物)が1バレル マイナス37・63ドルと、史上初めてマイナスで取引を終えた。

新型コロナウイルスの影響で世界経済が停滞。需要の激減で原油が過剰になり、原油貯蔵スペースの限界を示唆している。

取引時間中には、1バレル=マイナス40ドル超まで低下も示した。

今回のマイナス価格とは、原油とお金を渡して、買い手に引き取ってもらうことである。それくらい、余剰分が、あるということだ。

貯蔵タンクや、パイプラインも満杯に近づき、高値の保管量を、払うよりも、原油を売り捌いた方が良いという算段か。

新型コロナウイルス蔓延を防ぐ為に、移動が制限され、航空機や自動車による人の移動が止まり、エネルギー需要激減。

ANAの数字でも、2020年3月期の業績予想を下方修正。純利益は、前期比で約75%減る予測。影響が表れた20年1~3月期は純損益が約600億円の赤字で、4〜6月期はよりハードな数字が表れるだろう。

航空産業の、危機に直面しているのは、容易につかめる。

その中で、また国内、海外と笑顔で旅行できる日を楽しみにしながら、今を過ごしていきましょう!

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