アフターコロナ 地球環境問題
新型コロナウイルスの影響は多方面で出ており、グローバルチェーンの弱点を露呈している。
その中で世界各国、休業補償や、都市封鎖、買い溜め、マスク輸出禁止など、文化は違えど、皆地球という球体に住み、どこの国でも同じ問題が発生し、世界の繋がりを再認識した形だ。
一つプラスと捉えるならば、世界各国、この芯がコロナウイルス終息に向けた行動、アフターコロナの経済政策など、復活に向けて同じ方向を巻き取り組める点においては素晴らしい事と思う。
そんな中、都市封鎖、人々の移動制限などが行われた結果、経済的ダメージは計り知れないが、近くへのダメージは減っているというデータが出てきた。
今年の世界の温室効果ガス排出量が過去最大の減少を記録する見込みにあるという。
英国の気候変動分析サイト「カーボン・ブリーフ」によると、2020年は昨年比5.5%減少見込み、年間減少率としては第2次世界大戦、恐慌などを上回る過去最大である。
しかしながら、世界的環境問題の枠組みである「パリ協定」の目標達成困難との見方を示した。
多くの国で都市封鎖を行い、原油需要が大きく落ち込み、航空需要も激減している。
一方、国連環境計画(UNEP)が昨年11月に発表した報告書では、パリ協定で定めた産業革命前からの気温上昇を1.5度に留める努力目標を達成するには排出量を30年まで毎年7.6%削減し続ける必要があるのだそうだ。
カーボン・ブリーフは「これほどの排出量の急激な削減を10年間も維持するのは極めて困難」と指摘。さらに排出量と経済活動には密接な相関関係があり、今徐々に再開されている経済活動により、排出量も再び増加に転じるのは明白だ。
むしろ、この日落ち込みを引き上げる為に、更なる環境破壊が行われるだろう。
つまり、我々は経済と環境という2つの指針のバランスを取りながら、行動に移していかなければいけないのだ。
日本国内に於いては、10万円の給付、休業補償、政治判断の遅さが呟かれているが、新型コロナウイルスのようなウイルスが、また生まれ、蔓延することは明らかであり、環境問題もいずれ大きな爪痕を地球に残すだろう。
そうなる前に、日々の行動改め、プラスチックを使わなくなれば環境破壊は止まるのか?自動車が電動になれば止まるのか?
一つ一つ自分の頭で考えてほしい。
本当に大切なことは、何かをやめることではなく、上手に付き合っていき、共存していく事ではないだろうか。
補償を、行う事で、長期的には税率は上がり、より生活が困窮する人も出てくるだろう。
子供は更に産みづらくなり、人口も更に減るだろう。
明るい未来をつくる為に、今、家にいるこの時間を有意義に過ごす事を提案したい。
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