garden in the city #4
2019年は、台北の1839當代藝廊とgallery 176との交流展、TAIWAN PHOTO 2019への参加、展示作家との打合せなどで、6月、8月、10月、12月と頻繁に台湾を訪れ、台北以外のいくつかの街に足を運びました。
12月に訪れたのは、北部の基隆。台北駅から電車で約一時間の港町で、以前は石垣行きの船も出ていたと思います。Wikipediaを見てみたら、なんと、ダバオ(フィリピン)と姉妹都市なんですね。
基隆駅で電車を降り、港を散策してふと背後を見ると、山肌に「KEELUNG」の大きな看板を発見。とりあえず、そこまで行ってみようと、細い坂道(バイクは通るが、登るのに難儀しそうな急な坂道)を登りました。行き(上り)は、看板を目指すのに夢中で周りがよく見えませんでしたが、帰り道、坂を下っていくと、古いコンクリート造りの建物、建物を取り囲もうとしている植物の織り成すコントラストを楽しむことが出来ました。
まだらな緑に塗られたコンクリートの壁、植え込みのようなススキ、12月なのに照りつける太陽の光と影、遠くに対岸の山々。どことなく落ち着く場所でした。
Keelung, Taiwan, 2019 / © NISHIKAWA Yoshiyasu
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