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[2022年カレンダー]9月について

みなさま、ごきげんよう。
ニシユキです。
9月です。
少しづつ過ごしやすくなってきましたね。

ニシユキテン2022年オリジナルカレンダーの[9月]をご紹介いたします。

◆2022年9月のカレンダーは、「梵天」さま。どんなほとけさま?

古代インドでは、宇宙の根源原理ブラフマンから全ての存在が生まれると信じられていて、それをブラフマーといい、梵天のルーツとなっています。
仏教では、天部のほとけさまとして最高位を占める別格の存在でもあります。

梵天さまには、二種類のスタイルがあり、立像タイプで帝釈天と対になってお釈迦さまの脇侍を務めている顕教像と、四面四臂で鵞鳥にのった姿をしている密教像です。
2D仏像顔出し看板では、密教像の梵天さまをモチーフに制作しました。モデルにしたのは、東寺の講堂にある立体曼荼羅のひとつになります。

◆制作した時期は?

2016年9月に製作したものになります。
実は、こちらの梵天さまは2代目でして、初代の梵天さまは、2013年の秋に制作しました。
2D仏像顔出し看板が最初に作られた時期が2013年秋頃でして、同年10月に開催されたイベント「おひさまアートバザール8」(岡山市・石山公園)に出展した際に、「2D被り物屋さん」というタイトルで発表したことがそもそもの始まりです。その時は、帝釈天、梵天、宝生如来、大日如来の4体を発表しました。
作り始めた当初は、ダンボールの向きであるとか、厚さであるとか、手の穴を開ける場所であるとか、そういった技術面に関してはあまり考えずに、勢いだけで制作しておりましたので、何度かイベントに参加するにつれて徐々に破損し始め、泣く泣く2代目の制作に着手したという次第です。
看板作りを始めて3年程経過していたこともあり、「初代版の様な、なまっちょろいつくりにはしないぞ!」と強い気持ちで挑んだのですが、横幅までは考えておらず、最終的に”大きすぎて移動が大変になっちゃった梵天さま”という形に落ち着いてしまいました。運びにくいと、必然的に色々なところでぶつけてしまう可能性が高くなるもので、イベントへ持ち出すたびに破損していくという負のループへ陥ってしまいます。現状、あまり出番が少なめの”2代目梵天さま”になります。
次回、3代目梵天さまを制作するときは、2代目よりは若干小さめの強度もある”ちょうどいい大きさ"で制作したいなと考えております。

◆撮影した時期と場所?

こちらも、8月のカレンダーと同じく、2021年の6月に、倉敷の下津井にある「下津井城跡」で撮影したものになります。
下津井城跡の公園内での一角で、草木が生い茂っているところで撮影しました。
「下津井城跡」は、2022年2月カレンダーの金剛法菩薩さまや、7月の「降三世明王」さま、8月の「不空成就如来」さまも、同じ瀬戸大橋架橋記念公園の一角で撮影しておりますので、その時の様子も参考までにご覧ください。

・2022年2月カレンダー

・2022年7月カレンダー

・2022年8月カレンダー


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