[2022年カレンダー]8月について
みなさま、ごきげんよう。
ニシユキです。
8月です。
毎日暑い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか。
ニシユキテン2022年オリジナルカレンダーの[8月]をご紹介いたします。
◆2022年8月のカレンダーは、「不空成就如来」さま。どんなほとけさま?
不空成就如来さまは、人を導く行動を示す如来になります。
右手の人々の不安や畏れの排除を意味する施無匜畏印を結び、左手は衣の一部を握って、利他(自分の犠牲によって他人を幸福にすること)業をなす強い決意を表していると言われています。
なお、制作にあたり、参考にした不空成就如来さまは、東寺(講堂)のほとけさまになります。
図録『特別展 国宝 東寺 -空海と仏像曼荼羅』(2019/読売新聞社・NHK・NHKプロモーション)によると、ボストン美術館に収蔵されている白描図像に描かれている「大日如来像」は、獅子の台座で描かれているものがあるそうで、四仏も同様に描かれているそうです。制作当初は、大日如来に続き、四仏もどうやら同じように鳥獣座に座していた可能性があるそうです。
◆制作した時期は?
2014年春に製作したものになります。
2D仏像顔出し看板を作り始めたのが2013年の秋でして、2014年の春に製作した当時は、友人・知人からなるべく大きなダンボールを譲ってもらっていました。
ダンボールの大きさを元に製作していたので、一つのダンボールの大きさに対して五智如来の内、阿閦、不空成就、宝生、阿弥陀を製作するため4体分必要だったので、どうしても想定よりも小さくなってしまいました。
なるべく手の部分まで描いて、手首付近に穴を開けるとちょうど良い塩梅になるのですが、まだこの頃にはその手法に辿り着いていないので、肘付近に穴をあけて対処していることがわかります。
◆撮影した時期と場所?
こちらも、先月の7月のカレンダーと同じく、2021年の6月に、倉敷の下津井にある「下津井城跡」で撮影したものになります。
下津井城跡の公園内での歩道にて撮影しました。緑が生い茂り、とても過ごしやすかったのを覚えています。
「下津井城跡」は、2022年2月カレンダーの金剛法菩薩さまや、7月の「降三世明王」さまも、同じ瀬戸大橋架橋記念公園の一角で撮影しておりますので、その時の様子も参考までにご覧ください。
2022年2月ニシユキテンカレンダーについて
2022年7月ニシユキテンカレンダーについて