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老化現象を理解する4つのキーワード
【老化現象って何?】
「もう歳だから」
と言う言葉
良く聞きますよね
諦めのような感じのこの言葉
でも返事は「そうですよね」となる
ん~
今いち納得いかないなぁ~
介護をされているご家族も
介護を仕事にしている専門職の方も
ここを学べば
対象者の生活の質を高められます
老化現象を理解して
諦めない介護をしていきましょう
老化現象4つのキーワード
少なくなっていきます
しなやかさを失っていきます
鈍くなっていきます
バランスが悪くなっていきます
①やっぱり減っちゃうんですよ
老化現象の代表格
脳神経細胞の減少です
脳も萎縮していきます
その症状としては
「物忘れ」があります
脳細胞自体は30代から徐々に減少していきます
また
筋力も落ちます
これは、筋肉量の低下と筋の萎縮によるものです
30代から始まると言われています
高齢になると若い頃から比べて当然活動量は少なく
なります
筋の萎縮を加速させないためにも適度な運動は
大事になってきます
同じく
骨量や骨密度も落ちます
骨粗鬆症を発症していきます
身長なんかも縮んじゃいます
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②ポヨンポヨンがカチカチに
血管の老化現象はしなやかさがなくなってきて
厚くなり硬くなります
そうすると、血液の流れが悪くなり
身体の隅々まで血液が
いかなくなります
血管は動脈と静脈を合わせると約10万kmです
なんと地球2周半
頭から足の先まで、身体の隅々まで血管は張り巡らされて
居ます
なので、この血液の流れが滞ると
臓器に多きな影響を与えます
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③五感が鈍くなります
主な感覚器は
視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚
です
この五感に加えて
平衡感覚•運動能力•免疫能・皮膚の感覚も鈍くなります
五感で外からの情報を得ているわけですから
鈍くなることで楽しさや喜びなども減ってくることが
想像出来ます
皮膚の感覚の低下に関しては
例えば、朝起きて寒いと感じると日中汗をかいていても
その寒さの感覚が残るので着るものの調整ができなかったり
します
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④難しい言葉だけど「ホメオスタシス」が
崩れていきます
「恒常性」です
細胞そのものの働きが低下していくので
各臓器の機能の低下が起こります
なので
自然治癒力や免疫力が落ちていきます
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ご家族や介護者はこれらを一回受け止めて
そこにはあまり逆らわないようにしつつ
残された機能が落ちていくものに
引っ張られないように
うまーくうまーく救い上げて
生活の質は落とさないようにする