留萌線に乗って
留萌や増毛、沼田に遊びに行く時は車で行くのが普通になっているので、留萌線に乗ろう!とあえて思わないと乗る機会はありません。今回、片道乗車15分の小旅行に出てみました。
今でこそ15km弱の小さな路線となってしまいましたが、私が子供の頃は日本海沿いにずっと線路が延びていて、留萌駅で羽幌線から留萌線に乗り換える時は、たくさんの構内線をまたぐ長い跨線橋を渡って乗り換えたことを覚えています。(同年代の乗り鉄の方は覚えていると思いますが。)
20数年前にはSLすずらん号も走っていて乗車しました。
私が知っている時間の中でも、この線路に活気があった時、華やかだったときが確かに有ったので、時の流れを感じずにはいられません。
2026年3月末にはこの15kmも廃止することが決まっているので、それまでの間、眺めていたいと思います。
340円の運賃で15分の短い旅です。車内には私と同じような動機で乗車していると思われる方も見かけました。
終点となった石狩沼田駅は行き止まり駅となり、昔の行き違いホームは今は草むらの中です。
駅前に出ると今日行われるお祭りの準備をしていましたが、あいにく15分で折り返しなので体験できず・・
沼田町は8月下旬に行われる夜高あんどん祭りで有名で、今年の祭りも大盛り上がりだったという記事を新聞で見ました。来年は観に行きたいと思います。
帰り道、秩父別町のちっぷ・ゆうゆでお風呂に入ってのんびりしました。
沼田町、秩父別町、深川市と沿線3市町を走る留萌線ですが、並行して高規格道路もあり、今のご時世においてこの鉄路の役割が相対的に低いのは致し方ないと感じます。線路に駅に車両に、安全運行のためには施設の維持管理費が重くのしかかり、さらに冬には降雪、吹雪で列車を運行させるのも大変です。赤字の鉄道会社が運営するのが厳しいことは分かります。
大事なことは今後も地域の足を確保することなので、いい形で地域の交通を確保できることを願っています。
今度は冬景色の時に乗ってみたいと思います。
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