コイドニショウ

本当の声を忘れて後悔しそうだったので、公開することにしました。詩、絵、写真というジャンルすらないかもしれませんが、どうぞご覧ください。コーヒーをよく飲みます。

コイドニショウ

本当の声を忘れて後悔しそうだったので、公開することにしました。詩、絵、写真というジャンルすらないかもしれませんが、どうぞご覧ください。コーヒーをよく飲みます。

最近の記事

【詩】ペンギン

ペンギンと才能は似ている 陸では飛べないペンギンが 海で飛ぶ 仕事のできなかった人が 転職して急に輝いたりする 職種を変えて飛んでいる 仕事ができないやつだと レッテルを貼るのは簡単だけど 海を用意することはできなかったのかと いつも考えてしまう 散々叱っていた後輩が すごく輝いていた 私は反省する 彼になぜ海を用意できなかったのか 陸で飛べないだけなのに なぜ私は彼を丸ごと否定したのか 毎年後輩を見ると後悔している 二度と同じ失敗をしないように 私は海を用意できるよ

    • 【詩】シャチ

      会社ですごく評価されている人を もう一人の評価されている人が ニコニコしながら 精神的にボコボコにしていた 本当に強い人は 弱いものいじめなんてしない 強いものも弱いものも関係なく 自分が疑問に思ったことを純粋に 聞いてみたりする そして気が付かずにボコボコにしていく そういうときは逆にスカっとしない その人は関係なく牙をむく 本人は牙をむいている意識なんてないから 余計怖い いつ何時 その人の一緒に遊ぼうスイッチが入るか 誰もわからずおびえている 私たちはいつの間にか

      • 【詩】ハイエナ

        人の獲物を横取りする 人の手柄を少しだけもらう うまくいきそうになったら参加する 基本的には働かない 匂いを敏感にかぎ分け 自分のもてる力をどこに発揮するか 常に考えて目を光らせる そんな人たちばかり集まる会社で ライオンは成功も失敗も繰り返す 成功はみんなのもの 失敗はライオンのもの みんながハイエナに落ちていく ライオンのままでいたい人は 違う縄張りに行く だけどもこのサバンナには ハイエナばかりが存在していることに気が付き いろんな言い訳をしながら ハイエナになって

        • 【詩】ウサギとカメ

          ウサギとカメの話を引き合いに 遅いことは悪いことじゃないというけれど この時代に関して言えば 会社員という限定した世界では 遅いことはとても悪い いつだって速さが求められる 丁寧にやりたい作業もムダだといわれる カメはどうやって生きたらいいのか ゆっくり丁寧に取り組みたいのに それができない社会は何が起きているのか 早く速くはやくハヤク 常に何かに急かされている 方向転換を求められる そんなに急に切り返せない 切り返したと思ったら また元の方向に進んでいる ウサギの世

          【詩】イヌ

          社会のイヌ 会社のイヌ 従順なやつ 言うことを聞くやつ 人に使うときにはあまりいい使い方じゃない イヌだって怒るときは怒る 主張するときは主張する なんでも言うことを聞くわけじゃない だから今イヌだって言われてるやつも いつでも牙を向けるんだって 思っておいた方がいい あなたの牙は気が付かないうちにとがっている

          【詩】ネコ

          大きなあくびをして 自由気ままに移動する かまってほしくて鳴くときもあれば ほっといてくれよと鳴くこともある 人間は簡単に ネコは気楽でいいな というけれど ネコにはネコのサバイバル術がある そんなわけはない 気楽にのんびり だから何かの興奮は味わえないのかもしれない いつもように人間を観察する なぜがんばるのか なぜ急に大きな声を出すのか ネコとは一生分かり合えない だからずっとそばにいる

          【詩】夜は味方

          簡単な作業だからといったあいつは もう帰った 一度フロアの電気が消える 23時になったことがわかる 終電を諦め 喫煙所に煙草を吸いに行く 深夜1時を過ぎると 煙草を吸いにいくのが 少し面倒になる 言い訳しながら 2本目の煙草に火をつける 新入社員の頃に読んだ本で どんどん仕事したいと手を挙げたほうがいい どんどん仕事ができるようになって どんどん給料が上がって 私のように独立して たくさんのお金を稼げます と書いてあった 純粋だった私はその言いつけを守って 6年がたった

          【詩】夜は味方

          【詩】地元

          たまに帰ると 店舗募集の紙も 野生動物も増えている 昔から知っている大人たちは シワと小言と 将来の不安が増えている 地元を定期的に訪れたい気持ちもあるけれど さびれているところを見るのは とても辛い 帰る回数が減ると 次に行ったときに もっとさびれていたりして もっと帰らなくなる 訪れたなら 一つは希望を見つけたい 一つは希望を植えていきたい 新しい友だちを作ったり 知らなかった場所を発見したり 誰かと何かを取り組んだり 自分で工夫して 地元を帰りたい場所にしよ

          【詩】意見ないなら

          意見がないなら 同意ならば 話さないでくれ 誰かが 会議で話さない人は いる必要がない とか言ったせいで 全然わかってない人が ズレまくった発言をする その時間だけでも無駄なのに 気を利かせて その発言を拾ってあげて しかも議事録に入れようとしたりする なあ やめてくれ 頼むからやめてくれ 誰も幸せにならないから お願いだからやめてくれ どうしてこうなった 別に話さない人がいたっていいじゃないか 同意ですでいいじゃないか 合意形成の場ってことで 1時間じゃなくて30分

          【詩】意見ないなら

          【詩】自己啓発

          自己啓発本はエナジードリンク 読んでいる間と 読んだ後には エネルギーがみなぎる なんでもできるような気がしてくる 仕事に応用しようとする 大体が無理をしている状態なので どんどん違和感が大きくなる 俺はなんのために努力しているのか 俺はなんのために生きているのか わからなくなったらさらに自己啓発本 本じゃたりない セミナーに行こう オーディオでも聴こう 少しだけうまくいく だけど無理をしているあなたは続かない 途中で折れていく 早くそんなものに頼らないように 戦いの

          【詩】自己啓発

          【詩】もう少し

          毎日言い訳ばかりをしている もう少し若かったら もう少し時間があったら 結婚していなかったら 子どもがいなかったら お金があったら 背が高かったら 痩せていたら カッコよかったら キレイだったら メンタルが強ければ 友だちがいれば 言い訳していることを自覚する じゃあどうする と自分に聞く 言い訳だらけの人生よりも どうするという人生のほうがいい そんなあなたに人はついてくる

          【詩】もう少し

          【詩】あなたは自由だ

          あなたは自由だ 会社に向かわずに 逆の電車に乗ってもいい 携帯の電源を切ったままでも 連絡がきたときに 水の中に投げ捨てたっていい あなたは自由だ 怒鳴る相手に 怒鳴り返してもいい その場から立ち去ってもいい 全部録音しておいて 訴えたっていい あなたは自由だ 誰にも従わずに生きていける 誰もあなたの人生を決めることはできない やりたいようにやっていい やりたいことがなかったら やりたくないことをやらないと決めるだけでいい あなたの人生は自由なんだから 自分以外の人に 自

          【詩】あなたは自由だ

          【詩】明日死ぬなら

          もしも明日死ぬならば いつも通り起きて いつもよりもゆっくり朝食を食べたい あなたが作った卵焼きと お味噌汁とご飯 ご飯を食べたら 二人でコーヒーを飲もう わたしはブラック あなたは砂糖二つ 猫舌で飲めないあなたの時間に わたしは好きな話をあなたにするわ きっとあなたと行きたかったところや したかったこと 未来の話をするの あなたは言うわ うん 明日わたしがいなくなるなんて 全く知らない顔で あなたは返事をしてくれる わたしは少しだけ元気になる お昼は少しだけドライブ

          【詩】明日死ぬなら

          【詩】夢を叶えてください

          お前向いてないよ あなたの心ない言葉を忘れられない なりたい職種があった やりたい仕事があった そのために我慢をしていた そんなときに言われた言葉は ボロボロになった心の深いところに刺さった その人はただのろくでなしで 今ならその言葉は ただの敵意だったとわかるけれど 回復するまでにはしばらく時間が必要だった 今は当時なりたかった職種で やりたい仕事ができている あの言葉があったら私はがんばれました そういうキレイごとにするつもりはない 同じような立場にある人たち

          【詩】夢を叶えてください

          【詩】幸せはゴールじゃない

          幸せをゴールにすると 試合を楽しめない ミスをしないように 一点を守り切る方法で リスクをとらない 吟味する 試合を楽しめよ 勝敗なんてどっちでもいい 今この瞬間に集中して 自分をとことん楽しませるんだ そうすれぼどんなトラブルも大丈夫だから 勝ち負けを超越する 敵味方も関係ない 良いプレーが出たら認める すげーって言う そんな人にはたくさんボールが集まる 集まったボールをどんどん回そう みんなで楽しもう

          【詩】幸せはゴールじゃない

          【詩】可能性を閉じるな

          若手に言っていることが 自分が若手のときに言われた言葉でハッとする あの先輩の教えをやっと理解する 未熟だったとしみじみ思う プロジェクトを受注したとき 会社の基本の流れにのせようとしたら お前がやれよ やりたいことだろ と言った先輩 ぼくは不安だったけど そのおかげで自信になった やってみたらいいんだ ということは人を成長させる それを10年後 ぼくは後輩に言っている やってみたらと勧めている 仕事は自由だ 正解なんてない 大きく失敗してもいい 自分の可能性を閉じるな

          【詩】可能性を閉じるな