お金を働かせる為の考え方⑧20年も30年も待てない、10年以内に億万長者になる方法
インカムゲインを狙って超長期的な投資を行い、複利によって老後の資金を確保する。20年30年後を見据えて毎月3~10万円を積み立てていく。
貯金をするより投資をして新NISAも最大限活用しながらお金を少しずつ増やす。これは確実にやっておいたほうがいい、投資のスタンダードプランだ。
ただ10年以内といった短期間でのFIREの達成を目指すのであればインカムゲインを狙っての投資では難しい。
キャピタルゲインを狙って投資を行う必要がある。
今回はキャピタルゲインを狙って資産を倍増させる方法。投資家はどういう考え方で株投資を行っているのかを紹介したいと思う。
投資とは投資する会社があり、その会社の価値が上がることで投資家に利益がでる。当然のことながら投資する会社のことを何も知らなければ投資で成功することはできない。
投資で利益を上げるのにも知識と経験がいると前述したのが、まさにこのことである。
インカムゲインで利益を上げるのであればそれほど情報を集める必要はない。S&P500などの優良銘柄に毎月積み立てで投資を行って複利で利益を得る。
企業の知識が不要で、資産の価値が上がったり下がったりするが、基本的には右肩上がりで来ている米国経済を信用した超長期的な投資方法なので、勉強をする必要がほとんどない。これはインカムゲインを狙った積み立て投資の大きなメリットでもある。
証券口座を開設して言われた通りにS&P500に積み立て設定してしまえば、あとはログインする必要すらない、たまにログインして株価の変動を見てもいいが、下がることがあるのが前提なので株価の推移は気にしなくていい、見るのは複利でいくら増えたかを確認するだけでいいのである。
貯金するくらいなら投資を始めたほうがいいのは何度も言ってきた通りだ。
インカムゲインを狙って同じETFに積み立てしていくのは精神的な負担もなく、勉強も必要ないので初心者や忙しい人には特にお勧めしたい。
だがインカムゲインで大きな利益をあげるには、それなりの元手が必要なことも前述した通りだ。
そのために自分を磨き、資格を取ったりスキルを磨いたりして給料を上げ、投資に回せるお金を捻出する必要がある。
副業を始める、支出を見直してできる限り節約をするなど、とにかくギリギリの生活ではなく、投資に回せるお金をいかに作るかというのが命題になってくる。
ここまでがリスクの少ないインカムゲインの話だ。超長期的な投資であることを前提に10年後20年後30年後とかなり先の未来を見越した投資方法になる。
一方で投資の知識もいるしリスクも高い、決算書の読み方や企業の情報収集、市場のチェックなどが欠かせないキャピタルゲインを狙った株の売買で利益を出す手法は、何が魅力なのか。
これは非常に単純だ。資金が短期間で10倍、20倍になる可能性があるということだ。
10万円をもとに1億円を5年で達成したい。これはインカムゲインでは不可能だと言っていい。しかしキャピタルゲインを狙った投資方法であれば、可能であると言える。
単純に10倍になる株を5年の間に3回当てれば10万円は1億円になる。
もちろん実際は、そんな単純な話ではない。簡単ではないが、実際に30倍40倍、100倍になった企業が存在しないかと言えばそんなことはないし、短期間に株で億万長者になった人は多くいる。
直近で言えばコロナで下がった米国株を買っていれば、3年で10倍になった経験をした人は少なくないはずだ。株が大暴落しているときはバーゲンセールだと思ったほうがいい。
しかしその10倍になるような株を探し当てるには当然アンテナを張る必要がある。経済そのものに興味を持ち、日々のニュースをただ聞くだけでなく、その先の株価の変動や、需要の拡大など、経済を予測し、どのような企業が成長するのかを予測していく必要がある。
米国株の優良銘柄を探したいのであればロイター通信やTHE WALL STREET JOURNALなどを定期購読するのは必須だ。日本株を狙うのであれば日経新聞は読んでおいて損はない。楽天証券に口座開設していれば無料で読める。
ロイター通信
THE WALL STREET JOURNAL
楽天証券の日経新聞の読み方
世界情勢や国の政策などにも注意を払う必要がある。経済だけでなく国家間の争いや政策も経済に深く関わっているからだ。
テロや戦争、災害などでも株価は大きく変動する。そういった情報を日常的に収集し、常に株価の変動と結び付け、気になるトピックに関連する銘柄を調べる癖をつける。
気になる商品やヒットした商品などがあればすぐにどこの企業が出しているのかを調べ、それが上場しているのかをまず調べる必要がある。その企業が上場していないのであれば、そもそも株の売買ができないからである。
私の場合はこの上場していない企業に連絡を取って実際に経営者にあって投資をするということがあるが、これはある程度の資本や自分の会社がないと難しいので詳細は割愛しておく。
一般的にキャピタルゲインで利益を上げるのであれば、日々のニュースを株の売買と常に結び付けて、何か大きなことが起きれば、どのような業界、業種の株が上がるのかを予想する。
そしてその業種の上場している企業を調べて、株が上がりそうな企業をチェックする。投資してもいいのではないかという判断材料があれば、自分を信じて投資をする。これが一連の流れになる。
元手の少ない個人投資家の場合は、投資対象は3銘柄程度に絞ったほうがいい。そして投資する銘柄も上場して日の浅い小型株への投資をお勧めする。
安定している大手の企業の株が5年程度で10倍になることはほとんど考えられないからだ。そういった大手企業は配当を狙ってインカムゲインで利益を得たほうがいい。
10倍などに跳ね上がる起業があるとすれば、伸びしろのある小型株を狙う必要がある。それをまだ上場していないベンチャー企業にまで視野を広げているのが、私たち投資家の視点だ。
新しい技術を開発した中小企業や新しいシステムやプラットフォームを公開したベンチャー企業、もちろん上場はしていないので株の売買はできない。
こちらからアポイントをとったり、人から紹介されるなどして、そういった新しい時代を作る若い経営者に会い、投資の機会を得るのである。
インカムゲインに比べれば、リスクは相当なものだ。全く回収できない可能性ももちろんある。しかし「これは凄い技術だ。素晴らしいサービスだ。素晴らしいアイデアだ」そう思った企業に投資をするので、リスクよりも期待値のほうがいつも勝っている。
個人投資家のころにやっていたこともベンチャー企業にまで裾野を広げていないだけで同じだ。ニュースや日々の生活の中で「これは売れるな、これはずっと使いたい。こんなのが欲しかった、これは凄いアイデアだ」と思うことがあるはずだ。
スマホが復旧し始めたころにパズドラのヒットからガンホーの株価が膨れ上がった。その後にモンスターストライクを遊んでみて「パズドラのように売れるな。これは面白い、絶対にヒットする」と思い、mixiに投資をした人は、大きな利益をあげたはずだ。
モンスターストライクの成功を見てから株を買ったのでは遅いが、モンスターストライクがリリースされてヒットしそうだなと思うのはそう難しい話ではない。実際に遊んでみればいいだけだ。
良いものや良いサービスというのは、皆がそう思うからヒットするわけで、自分がアンテナを張り、さらにそれを企業の株価にまで結び付けて日々考えていればチャンスは訪れる。
ゲームが好きなのであれば、企業の株価とヒットしそうなゲームを結び付けてアンテナを張ればいいし、もし看護師などの医療従事者であれば、一部の医薬品などの需要が拡大しそうなどの情報がいち早く入ってくるはずだ。その情報を株価に結び付けて、その医薬品を販売している企業の情報を調べて投資をすればいい。
最初は自分の職業や好きなこと、趣味などから結び付けて行くのがいい。私は健康マニアなので健康食品の最新情報に敏感だし、次にヒットしそうな健康食品、というよりは自分が良いなと思った健康食品に関連する銘柄に注目する。
私は投資家であり起業化でもあるので、スーパーフードのモリンガに出会った際に、その情報をすぐに調べ、沖縄で生産されている事を知り、会社を建ててモリンガの健康食品を作った。これも投資である。
私が投資したのは商品でもベンチャー企業でもなく、モリンガという素材そのものだ。良いものを見つけて、その素材やアイデアが誰もやっていないもの、あるいはほとんど競合がいないのであれば起業すればいい。
これが私の考え方だ。この考え方ができるようになるには会社の経営経験やある程度の資本が必要になるが、その資本も事業計画書がしっかりしていれば銀行が融資してくれる。一緒にやってくれる仲間がいるなら株式会社にして資本金を出し合えばいい。
私は一貫して自分の良いと思うこと、良いと思うものに投資をしている。良いと思うアイテムを作っている企業があれば、そこに投資するし、なければ自分で作る。
個人投資家でも考え方は同じだ。それが上場企業に対象が絞られるだけだ。自分が使ってみて良かった、これは今までにない商品だな、そう思える商品が発売されたら、その商品を作っている企業を調べて上場しているのかを見てほしい、それが上場していてさらに小型株であればチャンスだ。株価が上がる前にいち早く自己資金を投入してみよう。
あなたの感覚が正しく、その商品やサービスが大ヒットすれば、株価が跳ね上がり、あなたの資産は数十倍に膨れ上がるはずだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?