AIに代替されない【考える大人】になるための子育て
どうも餓鬼です。このマガジンでは忙しいお父さん・お母さんのために「子育て」で役に立ちそうなトピックやテクニック、考え方を具体的な応用例を交えて掲載させてもらってます。ぜひ楽しんでいって下さい。
昨今では日本人の多くが考えられない大人になっていると言われています。これは戦後の詰め込み型教育、決められた答えを覚える教育に原因があるとされています。
そもそも人生において明確な答えがある問いなど圧倒的に少ない。しかし学校の成績の付け方は答えがあって、いかに問われた問題に対して正解をはじき出すかでランクがつけられます。
ですので東大や京大など良い大学に入った学生でも正確な答えを出すのが当たり前という考えが頭にこびりついており自分の頭で考えて行動するという人がいないこともままあります。
絶対的な答えがない人生において、自分の頭で考えて行動できないのはこれからの時代においてかなり致命的と言えます。なぜなら誰にでもできることはいずれAIに代替されるから。
そこで今回のテーマは「考えられる人になる」です。
とにかくどんな場面においても子供に考えてもらうようにする
頭がいいということは以下のような公式が成り立っています
頭がいい=知恵×知識
現在の日本の学校の評価制度は知識重視になっています。つまり明確な答えがあってその答えを出せたら点数がもらえる。
そしてその点数で成績の良し悪しが決まる。という風になってます。この方法は確実で採点する側にとって非常に楽なので管理者側からすると非常にありがたい方法になっています。
つまり今の学校の教育制度というのは、生徒をよりも教師目線でシステムが組まれているということです。
これではいつまでたっても考えられる人にはなりません。そして自分で考えられるかどうかというのは習慣的側面がかなり大きいく、学校で成績がいい人は必ずしも「頭がいい人」になるわけではありません。
単に勉強ができるやつ、で終わってしまいます。
これだともったいない。なぜなら人生の目的は終わるその瞬間まで楽しく幸せに生きることですから。”勉強ができる人”になるために生きてるわけじゃないですよね?
なので親は小さい頃から子供に自分で考える習慣をつけさせることが大切になってきます。
ここではその方法を二つに分けてご紹介します。
・断定しない
・展開を予想する
ではまず一つ目は断定しないということから見ていきます。
断定しない
これはどういうことかというと、例えばあなたのお子さんが道路ではしゃいでいたとしましょう。車がよく通るところなので
そんなところで遊んじゃダメでしょ!
と叱ります。大切なのはこの後です。一段落したらなぜお母さんはあそこで遊んでいることを怒ったと思う?と子供に聞いてみます。
そうすれば子供は自分が怒られたことの意味を考えだします。
些細なことのように見えますが、かなり大切なことです。
当たり前ですが子供は無知です。どこにどういう危険があるのかまだちゃんと分かっていません。そもそもそれがわかっていたら道路の近くでふざけるといこともするはずがありません。
つまりなぜ自分は怒られたのかということを考えないと、子供からしてみると
・遊んでいたから怒られた
なのか
・危ないから怒られた
のか自分の何がいけなかったのかが理解できません。なのでもし単純に子供が「遊んでいたから怒られたんだ」と自分の中で解釈してしまうとお母さんがいないところでまた道路付近で遊びだすかもしれません。
こういった命に関わるようなことだけではなく、約束を破った時、テストの点数が悪かった時など自分が子供に怒ってしまった時は必ずなぜお母さんは"なぜ"怒ったのか、理由を考えてもらいそして理由を説明してあげましょう。
断定的な叱り方では単に子供を抑圧してしまうだけで、その場しのぎな解決にしかなりません。
展開を予想する
では二つ目のポイントです。子供には常に「先の展開」を予想してもらうようにしましょう。とは言っても抽象的な話じゃよくわからないので具体例を出してみます。
例えば子供に絵本を読み聞かせている時、ただ絵本を読み聞かせるのではなくシーンが切り替わるときや、ページをめくるタイミングで
・次はどうなると思う?
・この後うさぎさんの身に何が起こると思う?
と聞き、次の展開を考えてもらいます。ページをめくって答え合わせをするような感覚で絵本を読んであげるのです。
他にも夏休みの宿題の計画でも子供に展開を予想してもらうことができます。
宿題が何個ありどれぐらいの量はあるのかをまず把握してもらい、そしてこう聞きます。
・1日どれぐらいやったら夏休みの宿題は終わると思う?
・1日にどれくらい勉強できそう ?
夏休みは約1ヶ月あるのでその日数にカマかけて今までもそしてこれからも多くの子供は私と同様に宿題の計画を先送りにします。
そこで親が展開を予想するよう促し、本当にそれで大丈夫なのかセルフチェックさせます。
先の予測が立てれるようになれるということは、自分の人生を設計できるようになることです。つまり自立した"大人"になれるということでもあるのです。
最後に
本日のまとめ
①ダメ!それは違う!と断定しない。
②なぜそうなったと思う?のように表面的なことではなく根本の部分を考えるように促す。
③この次はどうなると思う?という風に先を予想してもらう。
考えられる大人になってもらうための方法を紹介しましたが、そもそも親である人が"考えられる大人"でない人の方が多いのもまた皮肉なことです。
子育て術として紹介しましたがこの際に自分はどうだろうか?と自分を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
最後に
子供の感覚を忘れた大人はどうしても我が子であろうと、なんでそんなこともわからんのや!と思う瞬間があります。
気付きましたか?これって実はかなりひどい仕打ちなんですよ。なぜなら相手のことを分かってあげようとしてないから。自分の価値観を押し付けているだけだから。
親は子供よりも"人生"を長く生きている、いわばプロです。子供はまだアマチュアです。なので何が危険か、とか分かって無くて当たり前なんです。
ここを理解しているだけでも子育てに対しての考え方、取り組み方は良いものになってくるでしょう。
まさに初心忘るべからず、です。
それではまた次の記事で!
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