行動力を高めるなら「完璧主義」より「最善主義」
突然ですが、完璧主義とは何事も完璧でないと気が済まない考え方です。
いつも思う事は、全てを完璧にすることは不可能であり、自分の首を絞め続けるので、考え方を変えてストレスフリーに行動する事が大事だと痛感しています。
実際に私の過去の上司にも「THE・完璧主義」の方が多く、自分が高いゴールを目指しつつも、他人にも同様に厳しい基準を求める事が共通点でした。
そして結果が出ない時に心が折れて、自尊心が下がり、メンタルが不安定になってしまうケースも良く見てきました。
完璧主義者の特徴は
1. 理想が高い
2. 責任感が強い
3. 他者からの承認欲求が強い
4. 失敗を恐れる
5.批判に弱い
これらの特徴から、結果にフォーカスしすぎて、プロセスを軽視してしまう事や、納得するまでOKしない事、思い切った挑戦が出来ない、0か100の白黒思考になるケースが多く、いつまでも上手くいかない事が多いです。
それに対して、私がいつも意識しているのは「最善主義」です。
最善主義は、今の状況下で物事に対して最善を尽くせているかを意識して行動する考え方です。
目標に対して、コミットする事は同様ですが、成果だけでなく、成長に注力する考え方です。
外部環境は自分でコントロール出来ない要素なので、そこに全力で注力するより、コントロール出来る事に注力が大事です。
例えば、明日の天気や、為替、過去の出来事、他人の思考は、自分で操作が出来ません。
それに対して、自分自身の行動はいつでも変える事が出来ますし、昨日より成長する事は必ず出来ます。
100点を目指すよりも、60点でアウトプットして高めていく事はいつでも出来ますし、仮に失敗したとしても成長のための最高の機会として捉えられます。
毎日コツコツと自分のやるべきことを積み上げていく意識で、昨日より一ミリでも成長する事は必ず出来ます。
あのイチローも「近道はもちろんしたいです。簡単にできたら楽なんですけど、でもそんなことは、一流になるためにはもちろん不可能なことですよね。一番の近道は、遠回りすることだっていう考え方を、今は心に持ってやっているんです」と言っています。
現実をしっかりと受け止めたうえで、出来る事を積み上げていくしか正解はありません。
最善主義で「コツコツが勝つコツ」です。