
【第12回】歯科医院が行う点滴療法やキレーションの問題点
最近、歯科医院で点滴療法やキレーションを行うところが増えてきました。
どうやら点滴療法やキレーションを歯科医院で行っても問題ないとする歯科医院向けの研究会があり、そこの会員を中心に点滴療法やキレーションを行う歯科医院が増えているようです。
歯科医院が行う点滴療法は高濃度ビタミンC点滴療法が一番多いみたいですが、他にもマイヤーズカクテル点滴療法やグルタチオン点滴療法などを行っているところもあるようです。
キレーションは水銀、鉛、カドミウム、ヒ素等の有害重金属を排泄(除去)する効果があるとうたっている歯科医院がほとんどです。
しかし、本当に歯科医院で点滴療法やキレーションを行うことで何も問題はないのでしょうか?
「それって本当に歯科医業の範囲なの?」と疑問に思っている方も多いと思います。
そこで今回は歯科医院における点滴療法やキレーションの是非について解説いたします。
ここから先は
6,639字
¥ 1,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?