MICHELIN DYNAMIC CLASSIC TL

700×32cを使ってみました。
700×32cのMICHELIN DYNAMIC CLASSIC(折り畳み可)タイプを使用して、200~600㎞のブルベを完走したので個人的な使用感について書こうと思います。

概要

 DYNAMIC SPORTS という製品が共にアクセスラインと呼ばれる所謂、エントリーモデルとしてラインナップされています。SPORTSがスリックタイヤなのに対して、CLASSICはセミスリックタイヤとなっていて、パターンが刻まれています。

 クラシックスキンと呼ばれるタイヤのサイドにカラーが入ったタイプで、バイクにクラシカルな演出を提供してくれます。折り畳み不可のモデルは2000円台で、サイズ展開も豊富なので、通勤等のコミューターに使用する際はこちらのほうを選択するとより経済的でしょう。

 折り畳み可のモデルと比べると、展開されるサイズ以外の違いとして、可のモデルのほうがケブラービードなので、不可の同サイズと比べると軽量に仕上がっています。

走行感

 まず筆者の体重ではミシュランの定義する体重と空気圧のグラフを参考にすると80psiで運用することになりました。

 タイヤとしてはクッション性に優れているという点をまず強調してお伝えしたいなと思います。他の低価格帯のタイヤと比べると、もっちりとした感触で、地面からの不愉快な振動を抑えてくれます。快適性が前面に押し出された乗り味になります。この点は特に長い距離でこのタイヤを運用しようと考えている人にとっては大きな利点になるかもしれません。

 走行性に関しては、特筆した部分は見当たりませんが、価格帯を考えれば十分な速度感を提供してくれているなと思います。しっかりと曲がるし、止まるので、悪い印象はタイヤからは受けませんでした。

 筆者は32cでの運用だったので、さすがに漕ぎ出しでは少し重さを感じましたが、導入にあたって自分の欲しい漕ぎ出しの軽さを考慮してサイズ選びをしてもいいかもしれません。

サイズに注意

 今回はキャリパーブレーキモデルで32cを使用してみました。ビットリアのザフィーロ700×32cを使用していたので、何も考えなしに32cを購入しました。

 しかし200㎞~600㎞を走り終わった段階で、ローテーションを行おうとした時に、結果として前輪で使用していた分は、初期値より大きくなってしまい、後輪ではまらなくなってしまいました。

32㎜から35㎜まで大きくなっていたので、利用できるクリアランスのひとサイズ下を購入すると、結果として最後まで使用できるのかなと予想できます。次回は、28cを購入して最後まで使用できるか、確かめてみようかなと思います。

耐久性

 対パンク性能ですが、特に記載するようなテクノロジーがあるわけではないのですが、前後輪、どちらも深く傷ついた様子もなく、このタイヤではパンクを経験しませんでした。コンディションに大きく左右される要素だと思うので、あまり指針にはならないかもしれません。

 ただ、同系統のMICHELIN DYNAMIC SPORTSは雨天時での使用でパンクが目立ちました。同系統に位置するこのタイヤも雨天時のコンディションでは同じ症状に見舞われる可能性はあります。

 しかし、特にすり減りが早いと感じる場面はありませんでした。丈夫に感じます。むしろ自分の体重を考えるとすり減る速度に関しては他よりも遅いかなと思います。

総評

 とりわけ使用感に特段の問題はなく、むしろ快適性とグラフィックの点で高く評価したいです。所謂、アメサイドと呼ばれるクラシカルなデザインを手早く、安価に導入できます。

 このレベルのタイヤは、パワーカップなどのハイエンドシリーズに比べると、使用者が少ないからか、市場から安定して入手できる印象があります。気に入れば継続的に、利用しやすいのかなと思います。

 コミューターや、速度を極端に気にしない長距離ライドを計画しているライダーには、このタイヤはお勧めです。ブルベで言えば、25㎞を毎時移動することを検討しているランドナーには、もう少し上のラインナップを使用するほうが、体力の節約ができるかなと思います。しかし、20㎞を毎時移動距離として考えているランドナーには、選択肢としてお勧めできます。


 ー自転車生活にリーズナブルな素晴らしい快適性とグラフィックを導入しよう! MICHELIN DYNAMIC CLASSIC

 取り扱いに関しては日直商会様まで!


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