ケニアのコーヒー、最近どうなん?という疑問
どうも、初めまして。
最近になって自家焙煎珈琲のドリップバッグ販売を始めた西尾珈琲です。
自家焙煎の歴自体は5~6年で、その間に色々なコーヒー豆を購入・焙煎してきました。
そんな中から、今回は地味に気になっていることについてちょっと書いていこうかと思います。
ここ最近のケニアコーヒー
話は表題に戻り、ここ最近のケニア豆に関してなんですが……、率直に言ってスクリーンAAの豆が減っているような気がするんですよね。
というのも、それこそ5年前とかならスクリーンAAは当然でABなんてほとんど見かけなかった(少なくとも自分が購入していたサイトでは)のですが、今年なんてABCまで見かける始末です。
スクリーンが小さいことが悪いとまでは言いませんが、ケニアの豆といえば力強い圧倒的なボディ感が魅力の一つだったと思うんですよ。
その分酸味も強烈だったりしましたが、それを焙煎を深くすることで抑えるのかギリギリまで浅めで攻めるのかといったことを試行錯誤するのがとても楽しかった記憶があります。
そういったケニアらしい力強さも最近はあまり感じられず、どちらかといえばフルーティーさによったよくあるスペシャルティコーヒーの一つに収まったものが多い印象を受けるのです。
もちろん探せばかつてのケニアらしい豆も見つかるのかもしれませんが、少なくとも自分の観測範囲の中ではそういう変化が如実に表れています。
思いつく要因
じゃあどんなことが原因として考えられるかという話になるんですが、これも自分が思いつく限りでは気候変動・ルイル11やバチアンが増えたことによる農場管理の変化・あるいは現地の情勢変化による農場管理の変化辺りなんですが……。
こういうのは現地人なり仕入れている業者さんじゃないとわからないですね。
何が言いたいか
結局わかんないんかい!ってつっこみが入りそうですが、まぁわかりません。
ただ、こうして文章で書いておいたらひょっとして詳しい方がコメントに何か残してくれるかもしれないという可能性もあるじゃないですか。
あと、自分以外にも同じ疑問を抱いてた人もいるんじゃないのかな~なんて思ったりもしています。
だって明らかに小さいの増えましたし。
当店のケニア豆
そんな当店の扱うケニア豆もスクリーンABだったりします。
ケニア・マイクロロット・トップ・ワカマタ組合です。
なんで散々ケニアコーヒーが小さくなっただのケニアらしい味がなくなっただの言ってたのにこの豆仕入れたの?とか言われそうなんですが……。
なんとこちらの豆、栽培品種がSL34のみという面白コーヒーだったりするんですよ!
ケニアといえばSL28、SL34ですが、SL34単体がケニアコーヒーで存在するとなっては試さないわけにはいかないじゃないですか!
そういういきさつで取り扱ってみました。
肝心の味の方ですが、ぶっちゃけかつてのケニアらしい力強さだの圧倒的ボディ感だのはそこまでないです。
ただ、ケニアらしさがめちゃくちゃクリーンに感じられますし、フルーティーによってるわけでもありません。
SL34単体だとこういう風味になるのか!と妙に納得してしまう味でした。
正直ケニアコーヒーって万人向けじゃないのですべての人におすすめはできないですが、ケニアコーヒーが好きな方には一回飲んでもらいたい一品です。
とはいえ、やっぱりSL28とSL34でかつAA、かつてのケニアらしいケニア豆を探すのも大事なんで、そこのアンテナは張り巡らせておきたいですね。
初記事からよくわからんことを書き綴ってしまいましたが、これからも変なコーヒー雑談を書いていこうと思ってます。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!