合同会社西宮流の代表は何奴なのか
ここまで、西宮流 (にしのみやスタイル) というウェブメディアの概要、そしてなぜ儲かっていないのか、抱えている問題について書きました。
その運営会社の代表が、全くのど素人なのか、それとも他のウェブサイトをガンガン儲けさせてきたメディアの鬼が召喚されているのか、わからないと読んでくださっている方もツッコミようがないと思いますので、ここで、合同会社西宮流の代表は何奴なのかということを書きます。
結論からいうと、どっちでもありません。
ど素人でもないし、メディアの鬼でもないけど、それなりに経験はある人です。
合同会社西宮流とは
2007年に開設し組合が運営してきた地域情報ウェブメディア・西宮流 (にしのみやスタイル) ですが、2023年にさらなる発展を目指して、合同会社 西宮流を設立しました。
西宮流を「西宮のおばちゃんたちが色々自由な活動をしているグループ」と認識されていた皆様には、会社設立とは一体何ごとか?! とびっくりされたかもしれません。
その際に合同会社の代表になったのは、それまで西宮流のウェブサイト改善などでお手伝いをしてきた私、松尾 奈央です。「あとつぎ」みたいな感じです。
略歴: イラストレーターからウェブの人へ
私は2000年代にフリーランスのイラストレーターとして開業しました。西宮流が生まれるちょっと前のことだったみたいです。
イラストを掲示するためにウェブサイトを作りました。でも単なるイラスト展示は面白くないと思ったので、ウェブサイトを通じて仕事の依頼が来るようにするために、いろんな工夫をしました。
そして実際に、西宮在住ながら、東京の、誰もが名を知る出版社からも依頼をいただけるようになりました。これがウェブの人になったきっかけです。
せっかくイラストレーターにはなったのですが、私自身はアーティスト的な自己顕示欲がかなり希薄です。手を動かして自己表現するよりも、商売の仕組みを考えたり、文字や資料を書いて考えを伝えることのほうが好きなのが分かってきたので、だんだんとイラストの仕事からは手を離し、ウェブの仕事に重きを置くようになりました。
とかいってますが、何気に今も依頼があればイラストの仕事をしていたりはします。
「ウェブの人」だけど「ウェブメディア」で苦労している理由
ウェブの人とはいっても、私は「ウェブデザイナー」を名乗ったことはありません。なぜかというと、「事業の役に立つウェブサイトを作るには、デザインだけしても意味がない」ということを自らの経験からわかっていたからです。
ウェブディレクター、またはウェブコンサルタントといわれる仕事を中心にしていました。
これは誰にでもわかるようにいうと、ウェブサイトをちゃんと作るためにデザインや中身を全体的に制御したり、または、そもそもどうやってウェブを商売に活用するべきなのか? というところからさかのぼって支援する、という仕事のことです。
安い作り方ではないので個人経営のお店とかは取引経験があまりありません。企業のお手伝いの仕事が多かったです。
企業のウェブサイトだろうが、地域情報ウェブメディアだろうが、同じ「ウェブ」なんだから大体同じだろ、と世の一般の人々は思っているでしょうが、そうでもありません。共通で使える知識もあるんですが、ビジネスモデルからしてまるで違うし、やること自体も違います。
だから西宮流を引き継いだ私は四苦八苦している、というわけです。
ブログ運営の経験について
ひとりでブログ運営をしていた経験もあります。こちらは比較的「ウェブメディア」に近い世界です。
2010年ごろから、自分の考えやノウハウを記事にすることをはじめました。イラストの仕事を取るためにウェブサイトを作ったらいいかとか、フリーランスの仕事術とか、Adobe IllustratorのTipsなどを投稿していました。
そうやっていくつかのブログサイトを運営してきましたが、収益化の面でいうとどれも「お腹いっぱい」というほどまではいきませんでした。
一度ガッツリ炎上したことがあり、その時期だけAdsenseの収益がすごいことになっていたので、野次馬の皆さんその節はお世話になりました。
一方で、ブログに書いた記事が元になって出版社からお問合せがあり、共著ですが本の著者になった経験もさせていただいたことがあります。
ブログ運営にあたってWordPressを触るようになり、SEOについても知ってはいましたが知識を補強するようにもなり、こうしたスキルのおかげで西宮流とより深く関わっていくことになりました。
このマガジンでは、儲かってない地域情報ウェブメディアを改善すべく、学んだことや試したことなどをいろいろお届けしていきます。ウェブメディア運営のヒントが必要な方、西宮流の裏側を覗いてみたい方、ぜひマガジンをフォローしてください。応援よろしくお願いします!
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