西宮流 (にしのみやスタイル)は何者なんだ、がそもそも理解されていないらしい、という問題提起
先日、私たちが運営し、事務所としても存在していたららぽーと甲子園の施設「クリエートにしのみや」の運営業務を終了しました。
そのことを別の地域情報ウェブメディアが取り上げてくれたのですが、西宮流がちょっと変な感じで紹介をされていました。
そんなことがあったので、「自分たちが何もので、何が得意で、何がやりたくて、何を目指しているのか」をきちんと表明していくことって大事だな、とあらためて思ったという話を書きます。
私たちはウェブメディアの運営が本分なんだけど、どうも理解されてないらしい
よそのウェブメディアが取り上げてくれるなんて、素直に嬉しいなと思った反面、文章を見てあれっと思いました。
「地元経済活性化活動事業を行う」事業者、と紹介されていました。
私たちの本分はウェブメディア運営です。そこから派生して色々な活動をやってはきましたが、「私たちは地元経済活性化活動事業者です」と自己紹介したことは一度としてありません。
モヤっとした反面、私たちが周りから何者だかよくわからない感じで見られているのかもしれない、と気づかされたのでした。
いろんなことに手を出すメリット、デメリット
まあ、西宮流 (にしのみやスタイル) は今までいろんなことに手を出してきたので、周りから見て何ものだかわからない・勘違いされているというのも、自らがまいたタネであるのはたしかです。
アニメ聖地の守り屋だと思われていたり、イベント屋だと思われていたり、あるいは前述のウェブメディアのように、地域経済活性化のために活動している非営利団体または行政組織、みたいな勘違いを受けていることもあります。
一方で本分たるウェブメディアがまだまだ知名度がないわけですから、これははっきりいうて、ええこととは言えんね。
これまでいろんなことに手を出してきた理由は、その時々で思いついたことをやるのが楽しいから、という情緒的な動機がおそらく大きいですが、もう少し客観的な意味では、全然別ジャンルの人々や事象が混ざり合って相乗効果が産まれないかな、という期待もあったと思います。これは、いろんなことに手を出すことの一般的なメリットです。うまくいっていれば、の話ですけど。
逆に、いろんなことに手を出すデメリットは、周りから見て何屋だかわかってもらえない、また、肝心のコアが育たない、というところでしょうか。
今はデメリットのほうが目立ってしまっているように見えます。
「私たちは何であり、何ができて、何がやりたいか」はいくら言っても言い足りない
ちょうどたまたま読んだnote内の記事がとてもわかりやすく、かつこの問題とリンクしていたので、紹介します。
雑に要約すると、あるBtoBの会社が受注する仕事の質が非常に良くなった。値段で比較され買い叩かれる状況から、相談相手として頼られるようになった。何をしたかというと、ウェブサイトの運用方法に向き合い、自分たちが何ものであり、何が得意なのかを (おそらくオウンドメディアなどをがんばって育てて) しっかり伝えるようにした、という話です。
自分たちが何もので、何が得意で、何がやりたくて、何を目指しているのか、というのは、言っても言っても足りないものです。特に、関係の近い人ほど「この会社は/この人はこういうもの」という理解をいったんしたら変えません。
自分たちが何ものか、ちゃんと言わないと稼げない
自分たちが何もので、何が得意で、何がやりたくて、何を目指しているのか、を言い続けていくことって大事だなとあらためて思いました。それを言わないから、望みもしない依頼がやってきて対応に追われたり、ボランティアで仕事をさせられて消耗したりするんです。
西宮流 (にしのみやスタイル) はいろんな活動をしてきて、いつも見てくれている読者さんたちもいるので、「私たちがなんなのか、あえて言わなくても、なんとなくわかるよね?」というスタンスでやってきた面があります。しかしこれはお金を稼いでいくには非常に足枷になります。
この点、さっき引用したBtoBであろうと、私たちのような地域メディアだろうと、だいたい同じだと思ってます。個人クリエイターとして活動していた時にも痛感しました。
次の課題は、西宮流 (にしのみやスタイル) が自分たちを何ものだというのか、を表明すること、というかその前に、社員間で共有をすること、のようです。あるいは断捨離が必要かもしれない。
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