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ダナン・ハノイのベトナム欲張り旅🇻🇳#9【台風の中で観光をする女たち】

ダナンのリゾートホテルに滞在中に、レストランのスタッフさんがハノイに台風が来ることを教えてくれた。

一番困るのはハノイへ飛ぶフライトと帰国便が欠航になることだったのだが、幸運にもそれは回避することができた。

ハノイ2日目は思っていたより雨風は強くなかったので、斜向かいのコンビニで激安カッパを購入して観光にいくことに。

買ってすぐに穴が空いた180円のカッパ。

朝はホテルの朝食ビュッフェ。
ホテル探しをしている時から思っていたが、ベトナムの一般的なホテルでは朝食付のプランがとても多い。

食べかけごめんなさい。

普段ホテルは素泊まりで予約することが多いが、起き抜けで旅先のベーシックな料理を食べることができるのは結構良いものだ。

午前・バッチャン村へ行く

午前中は雨の中Grabに乗って、中心部から30分ほど離れたバッチャン村へ行った。

ここは伝統工芸品のバッチャン焼きという陶器を作っている場所だ。

バスでも行ける。

最初に行ったのはバッチャン陶芸博物館

どんな歴史かみてみたくて思って立ち寄ったが、
天気が悪かったので私たち以外に客はほとんど人はいなかった。

エントランスで色々説明されたがよく分からず料金が高いチケットを買ってみると、特別展の入場料付きだった。

てっきりバッチャン焼きに関する展示だと思っていたが、木を使った影絵の作品展でバッチャン焼きとは関係のない内容だった。

こんな感じ。

ベトナムの歴史をテーマにしている作品が多いアーティストで、チェ・ゲバラやプーチン大統領をモチーフとした作品や、ベトナムのお偉いさんとの写真が飾られていたりして政治色が強めだなと感じた。

国の体制の違いをこういう場所で感じるのは予想外だ。

まさかのマンツーマンで斬新な鑑賞スタイル。

ライトを当てたり、木の向きを変えたり丁寧に解説してくれるのだが、翻訳機がポンコツだったので半分くらいは自分の想像力で補ってうんうんと頷いた。

化石翻訳機はこちらです。

頑張ってくれているお姉さんのために!と少々大げさに反応していると、出口の近くで取材に来ていたテレビ局のクルーに声をかけられた。

きっと博物館のスタッフが「リアクションの良い外国人が来ているぞ!」と伝えたのだろう。

インタビューはお断りしたが、作品の前にいる私たちの後ろ姿はベトナム全土に放送されたかもしれない。

博物館は少しわかりにくい作りで、言われるがま進んだ階ではスモークが焚かれた謎の場所に辿り着きお茶を出された。

味があって素敵だけど謎の空間。

最終的にバッチャン焼きの展示も見ることができたが、そこまで広い展示室ではなく15分程度で見終わった。

ヴィンテージバッチャン渋い!

肝心のバッチャン焼きを買いたくて有名どころのLC homeや市場の辺りも行ったが、雨の中歩き回るのが大変だったのでじっくり買い物するのは諦めた。

最後に妊婦窯のある工房を見学。
工房のお兄さんがとても親切な人で、雨じゃなければ行ってほしいけど…とGoogleマップを見せながら、おすすめのカフェや古い小道がある写真スポットなど色々教えてくれた。

このタイプの窯はこの工房が最後の一箇所。


午後・街中で色々見る

ベトナム女性博物館

恥ずかしながら、私は日本や世界の歴史について疎い人間だ。

普段の生活や仕事の中でベトナム人と関わることもあったのに、どんな歴史を持った国から来た人達なのか知らなかった。

博物館では歴史を通してベトナム女性の生き方が展示されていた。

いまいち理解していなかったベトナム戦争の概要をネットで調べながら、展示のキャプションと照らし合わせて観て回った。

去年行ったタイ・チェンマイで見た山岳民族の衣装もあったりして、日本とは違う地続きの大陸らしさを感じた。


Maison Marou

博物館から出ると少し雨がおさまっていたので、近くにあるチョコレートショップのカフェで一休みした。

ショーケースにはかわいいケーキやマカロンなどたくさんのスイーツが並ぶ。

チョコレートやオリジナルグッズなどの物販スペース。

縦長の店内を進むとテーブル席があり、一番奥の席はガラス張りのキッチンの様子を見ることができる。

かわいい店内。
清潔なキッチン。
かわいい!

高級志向なスイーツブランドのようなので、ベトナムにしては強気な価格帯。

客層はノートパソコンと睨めっこしている地元のキャリアウーマンらしき一人客が多かった。

席の配置にゆとりがあり静かで落ち着いた雰囲気なので、ハノイの喧騒に疲れた時におすすめ。


雨の中ひたすら散策

カフェを出た後も雨はしとしと降っていた。
ハノイは何気にグラフィティを見かけることが多いので写真を撮りたくなる。

プロパガンダポスターっぽいタッチ。
タイルみたいでかわいい。
夜に見つけたかわいい落書き。

バッチャン村で目ぼしい食器に出会えなかったので、よくガイドブックにも載っている店に行くことにした。

ここはニューバッチャンと言って、現代風な自由な柄のバッチャン焼きを取り扱う店だ。

1階も2階もバッチャン焼きで溢れている。

何かいいものがあればと期待したものの、
個人的には昔ながらの花柄やトンボ柄の方が好みだったのでウインドーショッピングだけさせてもらって店を出た。

ローカルなお土産屋さんを覗いたりしながら、たどり着いたのはハノイ大教会

ダナンに続き中に入ることはできなかったが、
思っていたより外観は迫力があり見応えのある場所だった。

かっこいい。

もう少し頑張れそうだったので、教会からさらに歩いてハンザ市場へ。

市場の地下階にバッチャン焼きの店が多いとの情報があったので最後の望みをかけた。

…のだが前回の投稿でも書いたように、市場での買い物を得意としない私はここでも何もできずに終わった。

独特の雰囲気。
レンゲや箸置きを激推しされた。

まず地下へ繋がる入口を見つけるのにつまずき、
流暢な日本語で積極的な接客をしてくるおばさまを振り切るのに疲れてしまった。

私たちが少し遅めの時間に到着したせいもあるが、ドンスアン市場よりも独特な雰囲気を漂わせるハンザ市場は結構上級者向きな気がする。


夕食の狙いはブンチャー

残り少ないベトナム滞在なので、この日も夕食も色々食べられる観光客向けのレストランへ行った。

この日の私の狙いはブンチャー
丸麺のブンを豚肉が入った甘酸っぱいタレにつけて食べる麺料理だ。

豚肉の炭火の香りが香ばしくとてもおいしい。
ベトナムのチャーハンはミックスベジタブルが入っていることが多い。
ナスとひき肉の炒め物は中華っぽい味。
この日はサイゴン。

この日はスイーツがランチがわりだったのでいつもより多めに注文したが、ドリンクも入れて2人で合計3000円程度だったと思う。

東南アジアの旅行はとにかく食費が安く済むのがありがたい。

翌日は最終日!おやすみ。

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