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短歌って面白い!!


最近、短歌にハマった。


きっかけは、TikTokでふと流れてきた短歌の解説動画だった。

言葉から背景を読み取る、考える、そんな日本の文化はもともと好きだった。

だからなのか、何も考えず動画をスクロールする自分がそれには手が止まった。





短歌って面白い、自分も詠んでみたい。

そんなふうに思わせてくれた。





大学の授業中、スマホを文鎮のように使う癖がある。

その光景を自覚すると、不意に詩ができた。




桜祭り 文鎮と化して 見上げては
 歪んだピンク 噛んだ唇





【解説】
桜祭りで賑わう中、仲間の場所取りとしてこき使われている僕。

仲間は売店にでも行ったのだろうか、ブルシートの上にただ一人待ち続けているその孤独感に涙が溢れそうになる。

悪口は一言も言われたことはない。 けど、みんなの中の僕は仲間なのか?ヒトではなく、モノなのか?

自問自答するしかなくて、そのたびに涙に拍車がかかる。

涙がこぼれ落ちそうになるのを隠そうと、斜め60度くらいを見上げる。

その景色は水の中のように歪んでて、鮮やかなピンクもいつもより薄くて。

この悔しさを抑えるように僕は唇を噛む。




季節も過ぎているし、実体験でもないし、初めての短歌にしては暗すぎるけど、その光景が想像しやすいから満足だ。




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