劣化 - 間口が広いのは良い事なのか?
近年いろんなことが気軽にできるようになりました
TVを見て夢中になっていた子がYouTubeで配信をしプロ野球を目指していた人が草野球を楽しみ、とても良いことだと思います
しかしここ最近10年ほど前から気になっていたことがあります
それはダンスイベントの質が急激に劣化問題です
お客さんに気軽に来て欲しいというつもりで気楽に始める人が多いのでしょう。それ自体には問題ないのですがどういうことでしょうか?
こんな問題があります
・オープン時間になっても受付がいない
・エントリー人数に対して会場を借りてる時間が短い
・DJがまともにつなげない
・主催者自らがバトルに出る
・主催側が場内の様子をうかがわない
とにかくいろいろあります。これくらいはイベンターとしてよりもまず人として気を配るべきというところではないですか?
しかし最も大事なのは何よりもこれです
[ お客様のためにイベントがある ]
というのが最優先されないといけません。お客さんはただ気楽に来ていただければ良いのです。しかしイベントを準備する側が気楽では絶対にいけませんよね?
「ここにコードがあってお客さんつまづいたらダメだよね」
「お客さんが自転車で来た場合、店の前で置くと一階のお店の邪魔だよね」
「万が一バトラーが怪我をした時のために包帯・湿布・酸素を用意しないとね」
こういう配慮をするのが当たり前です。せめて友達にDJやMCや審査員をさせるのは良いけど少しまともな人にさせてあげてください。そりゃあお客さんは「面白くなかった」「あのMCの人嫌い」「主催者何も考えてへん」などとは口に出して言えないですよ
これは特定のイベントをさして言っていません
自分のイベントの事だ!と思う人はそう思って、次からそういう質の悪いものにならないように頑張りましょう。あまりにもお客さんが不憫です
出てる人も、審査員も、お客さんも
「このイベントは何をしたいんだろう?」
と思っても主催者が先生とか有名なダンサーなら言えないんです。
逆に言うと、言ってもらえないのでお客さんもどんどん離れていきます本当にひどいイベントでも誰も言わないから改善されない
ダンス業界の悪い、いつまでも治らない点です
お客さんはゲストを呼ぶための集金マシーンではありません
ゲストは
[ お客さんを楽しませるために来ている ]のです
ですので
[ お客さんを一番に考える ]
これが出来ないなら興行屋として失格です
お金をいただく事を理解出来てないイベンターはやめた方が良いですとは思っても言いません。しかし本音ではイベントに行っては口を出したくなるんですよね。階段を上がりきったところで受付をして階段にお客さんを並べたりしたら危ないとか分からないのですかね?というか想像力の欠如なんでしょう
という事でイベントを仕掛ける人は顧客満足度は最低限考えましょう
自分のためにイベントをするのではなくお客さんが何を見たいか、何を求めているのかを最優先しましょう