見出し画像

良い振付を作るために

最近どのイベントに行っても出ている人みんなが上手くて感心します。とてもまとまっていて、よく聞く名前のチームはやはりその中でも少し抜け出ている表現力と技術力があります。しかし私と同世代からもう少し若手くらいの世代(2000年〜2005年くらいに活躍した世代)は口を揃えて「レベルはそこまで高くない」と言います。今日はこのあたりを考えてみたいと思います

まず先に結論から言いますと [ 情報が取れ過ぎて全員振付の方向性が似ている ] ということにつきます。要は困った時にYouTubeで動画を見るのです。それ自体は悪い事ではないのですが、煮詰まった時に見るのではなく普段から好きなチームを研究して見まくっていたら自然と似た振りが出てきた、しかしそのままだといけないので自分の感覚でその振付を何度もアレンジして踊っているうちにオリジナルの振付が出来てきた。これは良いと思います。

誰でも最初は模倣なので気にする事はありません。そのかわりその段階だと審査員の目がまともなら勝てるはずもありませんけど。今日とてもためになる記事を読みました

こちらでも書かれていますように模倣して成長し、脱却する事が殊更難しいと。確かにその通りで、いつまでも誰かの生徒と言われるのは良い事ではありません。個を確立しないとそれはアートでもなんでもないでしょう。もちろん個性を出すために奇をてらっただけの奇怪な振付をするのもまた違いますが、その脱却への葛藤と苦闘が成長を促すでしょう。

私は生徒によく言うのですが

ここから先は

2,664字 / 1画像

¥ 300

いつもありがとうございます 一生懸命書いています! 記事のシェアもしていただけると飛んで喜びます よろしくお願いします!