キッズダンサーとダンサー - 水と油?マヨネーズ?
ここ10年で一気にダンススタジオでダンスを始める人が増えました。そして昔からダンスが好きで続けている大人達がどんどんやめていっています。当然年齢も関係あるのでしょうが、根本にあるのが
「これ(最近のダンス)は自分がやってきたダンスとはもう違うものだな」
という部分だとやめた友人たちは言います
理由として
●子供が多い
●オシャレをして踊るんじゃなく、競技的に踊るように思えてしまう
●ダンスを踊るクラブがない
難しいですね
確かに個人的にもダンスで飯を食うためにそもそもダサいと言われてやらなかった事を業界全体でやってきたということは否定出来ませんし
たとえば
・スラックスにスニーカー
・大人クラスに小学生
・クラブにドリンク持ち込み
こんなの僕らからしたら当たり前のようにやらない事でした。時代が違う!というのとは類いが違う話だと思います。やっても良いけどこんなの誰にも相手にされなかったんですよね。だから頑張ってクロスカラーズ並んで買ったし、当時最先端だったドレッドやスパイラルをあてて(私はたまねぎ倶楽部ではなかった)オシャレは勉強したもんでした
とにかくダンスある程度上手いのは当然で他に何があるのか?そういう世代でした。ニュースクール第一世代でしたからね。1991年はとにかく今の世代と交わるわけがないんです
年が違うのです
でも戦う場所が同じで40才と7才がバトルとかありますよね?
オシャレでかっこよく!
が好きでやってた人がやめるのはごもっともです。自分がバトルで向き合っている相手の後ろで自分と同じ年齢の親がその相手KIDSダンサーを応援しているんですよ?私ならいくら[ ダンスは全員に平等 ]と言われても嫌です
批判してるわけじゃないけど、そういう人の遊び場がどんどんなくなっていったように感じます。それは俗にいう淘汰なので仕方ないです。いわば時代の流れです
なぜ誰かが仕掛けないか?
お金がかかるから
確実に損をするから
だから
ダンスに年齢は関係ない!
というのはある意味合っていて、ある意味詭弁
心のこもった交流
は、やりたい人がやれば良くて強制するものでもないですからね。実際大人とキッズはもっと分けないといけないと思います。もはや審査なんていらないですよね
子供は無邪気に踊っていればいいし、体力で50代なんて勝てる事ないんだから一緒に踊る必要が全くないんです。だって有名な御所ダンサーがキッズにたまに負けたら、なんやかんや言って文句言いますしね誰かしら。しかし明らかに疲れてるところを大御所が見せたら審査員も勝たせたらいけない気になりますよね?
だから実績と年数を担保に物が言える世界のうちは変わらないと思います
そしてダンススタジオで習うダンスが正しいダンスになっているから踊りやすい格好で踊る人が続出しています。ダボダボのスウェットに革靴という人もいます。動きに意味があるし、服装にも意味があるのにそれも習ってないし、興味ないからしない。先生も基礎をしない人が増えて振り付けしか踊れないダンサーがいっぱいいます
振り付けなんて先生が変われば全て変わるし基礎が一番大事です。その基礎を使いこなすセンスをどう磨くかが一番重要と、こういうことをダンススタジオで教えると苦情が出たりする
若いオーナーは苦情を怖がってそういう先生を雇わない
問題山積です
あえて悪い言葉を使うとするならば
ダサくて
子供っぽくて
スポーティー
そうならないように
皆でこころがけていきたいですね
皆さんは子供と踊りたいですか?それとも身内で遊びたいですか?