社会人経験のないプロダンサーが知っておくべき事
中卒・高卒・大卒・専門卒に関わらずダンスで生活をしていくと社会常識を習える機会が少ないという問題に高確率でぶつかります。そうなった時に重要なのがダンスをしていない学校の同級生や両親になると思いますが、そもそもあまり常識の欠落で困らない世界がダンサーの世界とも言えます
しかしいざ社会のプロ達と接する時に白い目で見られないように!としてしまい、恥をかくのが嫌でどんどん社会人と距離を置くことになります。それが今のダンサー社会だと思います
ではどういう事をダンサーが知らないのか?普通の人なら知っているけどプロのスポーツ選手達があまり知らない(知らなくても困らないから)常識を考えていきましょう
1.宗教と政治の話はしない
選挙に行って投票した候補や政党を言うべきではありません。それによってもしアナタがお店をやっていれば常連で違う政党を支持している方などの足は遠のきかねません
そして世の中で起きる戦争の90%は資源の奪い合いと宗教を発端にしています。特にお酒の場で政治と宗教の話はよくありませんね。喧嘩になりますし。やはり支持政党の施策によって自分が働いている工場にプラスになったり、親友と支持政党が違ってその友人の働いている会社が支持している候補者が落選し、その会社が落ち目になっていき給料が下がる、しかし自分は上がる。となるとやはり色々あるでしょう。そもそもそういう話をしなければいいのです。特に若者が話してしまうと自分の考えに染めてしまえ!と思って思想を押し付けてしまうことになりかねません
特にダンスのインストラクターが特定の候補に投票を呼びかけたりするのは危険です。仮にその推した政党が危険な政策を押し進めた結果どこかの国に侵略などされた場合は責任取れないでしょうからね
2.カードなどの支払いを遅れるとローンが組めない
クレジットカードを使う人は要注意です。クレジットカードは限度枠まで使えるので自分の 貯金 と勘違いしているかのような若いダンサーが過去に数人いました。私もほとんど支払いはクレジットカードなんですよ。しかしその理由はポイントが付くからであって自分が払える範囲でしか使いません
そして使った分はカード会社によって違うのですが、翌月の支払日に引き落とし残高が足りなければ督促状が届いたりクレジットカード会社から電話がかかってきたりします。そして話次第で再引き落としをしてくれたり大きな問題にならない事もありますが、気をつけないといけません。やはりこういった支払い期日に口座にお金を入れていない人というのはそういう癖があることが多いのです。引き落とせないことが何度か続けば隠れブラックリストに載ってしまい住宅ローンや車のローン、ひどい時にはETCカードでさえ審査が通りません
もっと悪いことに携帯電話の支払いを遅れがちな人はクレジットカード自体の審査が通りません
CICやJICCという機関があって1年間に3~4月分ほど延滞が続くとブラック入りすると言われています。そうなると車に乗る人はきつくなります。ETCカードが持てないと車で高速に乗ってどこかに行く場合に現金だとETCに比べると3~4割高くつきますからね
さらにクレジットカードはキャッシング枠というものがあり、50万円とか100万円までとか枠が設定されていていつでもその枠があればお金を借りる事が出来るのです。それはあくまで使ってしまうと借金です。アナタのカードから引き出せるのですが決して貯金ではありません。さらに実はそのキャッシングの枠というのが曲者で、その機能がついているカードを持っているだけでアナタの借り入れ上限が引き下げられるのです
例えばアナタが住宅ローンを4,000万円借りたいとします。そしてキャッシング機能が付いているカードを300万円分のカードを作っていたとします。アナタがもしそのキャッシングカードを使っていなかったとしても、その枠の分が減額されて融資されます。おそらく3,500万円(カードの金利は高いので)くらいの融資になるでしょう
だから使わないキャッシュカードはつけないようにしましょう
3.持ち家は資産ではない
皆さんはせっかく稼いだお金を元に借金をして家を買います。銀行にお金を0.001%で預けてるのに、借りる時は2%で借りる。。。こんな理不尽なことはありません。日本の教育では家は買うもので買ったら自分の資産になると教えられますが自分で住む家は負債なのです。家を買って人に貸せば資産ですが、その場合個人の住宅ローンを使えば下手したら銀行にバレたら一括返済を求められます
ダンサーは縁があまりないので知る機会が少ないでしょうからここで書いておきましょう。不動産を手に入れる時には家の価格と別に必要な維持コストがかかります。マンションなら管理費・修繕積立費・固定資産税がかかりタワーマンションなら高層階の方が税金が高いです(新築に限る)
さらに取得時は不動産取得税に仲介手数料に登記費用に印紙代とバカになりません。しかもこれだけインターネットが発達し、どこでも仕事が出来る環境になって持ち家に命をかけるリスクは私はお勧めしません。少なくともローンを組んでまで買う必要はどうなのでしょうね
4.女性が夜道を歩けるのは普通ではない
これは海外に行けばすぐにわかりますのでぜひ一度行ってみてください。特にフィリピンのマラテやマレーシアのジョホールバルなどはオススメです!怖いですよ。絶対に一人で歩いてはいけません。もうバイクに二人乗りでそういう人を狙ってウロウロしているのです
しかし日本ではどうでしょうか?多少怖いでしょうが皆さん歩いてますよね。これを当たり前と思って海外に行ってしまうと即強盗に遭います。南米なんか行くとお昼でもやられますよ。命は大事ですので安全な日本は普通のことではなく不断の努力の結果今があるという事を忘れないようにしましょう
まとめ
いかがでしたか?
いきなり成人になって周りの大人が急にダンサーであるアナタの事を
先生
と呼ぶようになります。やはり20代の若い先生にでもキッズダンサーの親は言いにくいものですからドンドン世間知らずが加速していくことになります。そして裸の大将の大量生産が始まるのです
「俺は先生だからな」
と踏ん反り返っていても親御さんは「・・・バカな先生だこと」と思っています。世間知らずならプロ野球選手レベルで稼いでいればマネージャーや偉い人がどんどん教えてくれます。芸能人などもロケや先輩芸人とのトークで常識を身につけていきます。ダンサーの場合は話さず踊りあうだけです。魂のぶつかりあいでは知恵はつきません。ダンスが上手いだけならいいのですが社会に認められるにはそういった部分は必要でしょう
アナタは常識を身につけますか?それとも死ぬまで破天荒ですか?