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weekly everydayの面白さ

今、ブラジルで書いています。
僕がやっているシュノーケルというバンドは、
アニメ「NARUTO」や「銀魂」のテーマソングを担当していたことがきっかけで、
日本のアニメが盛り上がってる南米に今も呼んで頂く機会が多く、
ブラジルに来るのはこれで4度目です。
東京、ときには都内を飛び出してのたくさんのロケを行いましたが、
海外にはそれぞれ本当にその土地にしかない空気感があり、
非常にいろんな画を撮りたくなりますが、
例えばブラジルの真っ青な空を撮ったとしても、
日本を舞台にした映画にはどうにも混ざり合わないのだろうな、
と感じています。
湯水のごとく予算を使える機会に恵まれたなら、
役者スタッフ総出で海外ロケもやってみたいなと思いました。
ストーリーもいろんな発想が生まれそうです。

このブログを始めたとき、チームについて書きましたが、
今回はweekly everydayというチームの面白さについて、
さらに掘り下げたいと思います。

↑「E干サークル」撮影風景。


最後の撮影を終えた日のスタッフ打ち上げで、
ある話が盛り上がりました。
それはこの映画撮影に辿り着くまでのプロセスに関する話です。
2018年9月25日に、惜しまれつつもビルの解体により閉店したカレー大使館。
そこで僕は店長を務め、
頻繁に出入りしてくれる常連さんが増えていき、
僕らはひとつのコミュニティとして毎夜楽しく過ごしていました。
そのコミュニティが、今のweekly everydayの前身です。
僕は兼ねてより映画を撮りたいという夢を抱いており、
度々その話を常連さんたちに漏らしておりました。
映画を撮り始めたきっかけは様々な角度でいくつも挙げられます。
サービス業でしたので土日は特に忙しく、
当時は映画作りなんてとても出来ないことでした。
が、閉店したことによってそれは可能になりました。
当時はすべて自分一人で撮影するつもりでしたが、
常連さん達が一緒に撮影してくれるという話になっていき、
これには本当に驚きでした。
僕のやりたいことに、自ら着いて来てくれる人がいるなんて、
なんとありがたく、尊いことでしょうか。
常連さん同士も、なにより僕も常連さん達と、
お店がなくなることで会えなくなるのはとても寂しかったので、
一緒に映画を撮れることを心より楽しみにしていましたが、
あくまで僕の夢であったので、
途中で誰かが投げ出してもなにも文句はありませんでした。
しかし皆撮影の日にはスケジュールを空けてくれて、
今ではこの映画をどのように世間に届けるかを真剣に話し合っています。
皆それぞれに自分のやりたいことがある中、
そのやりたいことのひとつに、この映画作りを選んでくれました。
本当に感謝が尽きません。
皆それぞれに得意分野を生かしながら、
または初めてのことに挑戦しながら、
少しずつ少しずつ、撮影チームとしての結束力を高めていったのです。

↑コメディ映画だけど、映像を観て感動して泣いているスタッフ。

日本全国、いや、世界中に、
こういったコミュニティは数え切れないほどあると思います。
そのひとつである我々のコミュニティは、
映画を一本作り上げ、劇場で公開しようとしています。
これは成し遂げれば、数あるコミュニティの中でも、
かなりの快挙と言えるのではないでしょうか。
僕らのこの行動をたくさんの人に知って頂くことによって、
どこかのお店のスタッフさんと常連さんが、

「なにかひとつ大きなことをチームとしてやってみよう」

など、スタートを切るきっかけになっていけば、
より面白いのではと感じています。
映画に限った話ではありません。
なにかスポーツの大会に一緒に出てみるであるとか、
周りを巻き込むようなイベントを開催してみるのもいいかもしれません。
つまりはそのチームをただの飲み友達に終わらせない、ということが大事で、
一緒にひとつの目標を完遂することが、
人生にとって大きな経験になると思うのです。
そうすることで、また一段上の、
美味しいお酒を酌み交わせること必至です。

過去に市川準監督の「あしたの私の作り方」という映画で、
主題歌をやらせて頂いたことがありました。
シュノーケルにとって、この映画はそれ以来の主題歌になります。
映画の主題歌をやりたいから、自分で映画を撮る!
という力技タイアップですw
これはこれで、とても風当たりの強い現代の音楽会、
どなたか影響されて映画を撮ってみようと思う人がいたらとても嬉しいな、
と思っております。

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