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企画書を作る

時代の移り変わりと共に、表現の場所はどんどんと変化しています。
高校時代に憧れた音楽界は、もはや見る影もありません。
先日著名な芸人さんとお話ししていた際、
「今お笑いで食べていこうと思っているやつは、その時点で面白くない」
と言っていたのがとても印象的でした。
もちろん可能性はゼロではないにしろ、
僕らのバンドがデビューした頃とは入口の広さがまるで違うわけです。
始めることや、楽しく続けることはとても有意義なことですが、
それでご飯を食べていく、となると非常に難儀です。
ですが、表現の場は変われど、
個人が思い描いたことを外へ向け発信するという主体性は、
今後も変わることはないでしょう。
今は技術よりも話題性や宣伝方法の妙に注目が置かれるように思いますが、
あまりそこに拘らず、
自分が大切にしてきたものを丁寧に抽出したような、
そんな表現を続けてほしいです。
そういうものを見ていたいと思いますし、
そういう物作りを続けていきたいなと思います。
せっかく自分達でやっているのですから。

映画を撮るにあたり、企画書を作りました。

誰に読んでもらうかによって内容は多少変化させましたが、
基本的な部分は共通しています。
これがすべての正解というわけでは決してありません。
僕らの企画書はこうであった、というだけです。
大切なことは、“読む相手が欲しい情報”という点において、漏れがないか、
ということだと我々は考えました。

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