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というわけで『天才万博』に出演して参りました

この記事を書く前に各種SNSのほうである程度の概要なんかを並べてしまったので、それらとガッツリ内容は重複すると思いますが改めて。

昨日は東京キネマ倶楽部で12月26日から30日まで5日間ブチ抜きで行われている、音楽フェスのテイをとっている大忘年会『天才万博』に出演してまいりました。

27日まではステージの隅っこで眠っていたらしいスタインウェイのグランドピアノも、今日に合わせてセッティング(調律まで!)されていました。

年の瀬のライブ納めをスタインウェイのグランドピアノと共に過ごせたのは実に心地良かったです。

そんなわけで昨日はたくさん演奏させてもらったので、せっかくなので改めて各出番を振り返ってみたいと思います。

まずは『泣かないで』というバンドのキーボーディストとしてガッツリ30分ステージ(7曲だったかな)を演らせてもらいました。

『泣かないで』というバンドはSHOWROOM代表の前田裕二さんがボーカルを務めるバンドで、天才万博への出演はどうやら恒例になっている感じ。

僕はこれまで前田さんとなんの接点も無かったんですが、今回は10年強くらいの付き合いになるミュージシャンの後輩のジョウダイスケってのがギターを務めるってことで、そのジョウくんから「ピアノ必要な曲あるんでよかったら参加してください」とオファーをいただいたというわけです。
(彼とステージで一緒に演奏するのも10年以上ぶり)

ゴリゴリのギターロック曲が大半だったのでグランドピアノは1~2曲に留めて基本はキーボードプレイでしたが、グランドピアノとシンセをL字で組んでの二刀流はかなり久しぶりだったのでとても楽しかったです。

バンドメンバーも最高な人たちで、全曲カバー(というかコピー)ということもあって、ただただ純粋に音楽を楽しませていただいたという30分でございました。

純粋にまた一緒に音を出したいなぁと思える人たちです。
(にしても前田さんさすがにイケメンすぎるだろ)


そして『泣かないで』での出番を終えて程なくして迎えたのは、幕張メッセ(@踊るハロウィンナイト)でもご一緒させていただいた戸田恵子さんとのセッション。

こちらは括りで言うと『バンドザウルス』の出番の一環なのですが、選曲はこれまた幕張メッセと同じくジャズスタンダードの『Lover, Come Back to Me』だったわけですが、幕張メッセが歌とピアノのデュオだったのに対して今回は『Gentle Forest Jazz Band』の皆さんとのコラボというスペシャル編成でした。

ビッグバンド編成の中でピアノを弾かせていただいてしかもキネマ倶楽部との雰囲気も相まって、それはそれはゴージャズな時間でして。

個人的にはさっきまでロックバンドで鍵盤弾いてたと思ったら、次にビッグバンドとジャズを演らせてもらったということで、なんか音楽の旨味をガッツリ美味しい所取りさせていただいてる感じで実に贅沢な時間でした。

戸田恵子さんのボーカル(ならびにエンターテイナー性)は改めて素晴らしくて、カテゴリーは違うものの学ぶべきところが本当に多い方でこんなに早く共演の機会がまた巡ってきてこれまた感謝であります。


ロックバンドでゴリっと燃えて、ビッグバンドでシャレオツ(死語ですか?)にキメたあとに控えてたのは実にシビアな歌とピアノオンリーのバラード。

バンドザウルスVer.の『夢幻鉄道』でございます。https://www.youtube.com/watch?v=ZMEWW6vgL_8 


これは幕張メッセの時に梶原さんと2人でお届けしたんですが、今回はお相手がまさかの宮迫(博之)さん。

ご本人が昨日ステージで「数日前にいきなり言われた」という話をされてましたが、僕もまったく同じでして本当に数日前に話をいただいたんですね。

ただ、僕としては一応本家として(ティラ様ですが)もう夢幻鉄道は指にすっかり染み付いているのでどんなタイミングで言われても問題ないんですが、宮迫さんはさすがにそうもいかないわけでリハから多分に緊張されていました。笑

宮迫さんのYouTubeチャンネルの撮影がずっと入っていたので、もしかしたらそのうちその模倣は公開されるのかも?
その辺りは僕も楽しみにしたいと思います。

ただ、本番は流石の流石でやっぱりシンプルに歌がめちゃくちゃ上手い。

そして華もあるし絵にもなるし、やっぱりずっと第一線でやってこられた方のなんとも言えないスター性をありありと感じました。

普段、音楽ライブをメインに活動されてる方ではありませんし、今回の曲も数日前オファーということでなかなか薄氷状態だったと思うんですが、それでもやっぱり場を持っていくパワーは本当にエグくて、これはもうピアノを弾いてて初めての感覚でした。

あんなしっとりしたピアノ一本のバラードで一番サビ終わりの間奏で割れんばかりの大歓声が起こるもんでしょうか(いやほんと「欧米か!」って空気)。

当然、『天才万博』という空気感がそのノリのブーストを担っているのもあるとは思いますが、間違いなくあれは宮迫さんのスター性(歌力も含めて)が引き起こしたもので、とんでもなく心地良かったですよ。

バラードにおける繊細なピアノフレーズがまったく聴こえなくなることがあんなに気持ち良かったのは初めてかも。

多少長くなっちゃいましたがこれでも駆け足で各所掻い摘んで振り返ってみました。

こうやって書き起こしてみても思いますが、改めて実に三者三様なステージを演らせていただいて大変に光栄でした。

会場でお声がけいただいた方、声援をくださった方にも改めて本当にありがとうございます。

仕事納めというわけではないんですがライブという時間に関しては一旦納めました。

ひとつひとつの時間をしっかり自分の血肉にしてまた力をつけて来年も良いステージをたくさんお届けできればと思います。

天才万博は30日まで続いているのでよろしければぜひ。
めちゃくちゃ愛と平和に溢れた空間です。

そんな感じで。
ではまた。



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