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つくづくおもしろいバンドになったなと思いますよ

日中にSNSでも書いたんですが、昨日はアカシアオルケスタ(っていうバンドをやってます)の2024年の初ライブがありました。

今から書きたいのは昨日のライブがどうだったとかイベントがどうだっていう話ではなくて、4月20日にもなって今年初ライブっていう部分と次のライブは別に決まってない(本当に決まってない)っていう部分からいろいろ掘り下げて、つくづくおもしろいバンドになったなっていう話。

今年に関しては年明けから僕の震災のゴタゴタがあったから…と思いきや実はそんなの全く関係なくて振り返ってみたら2023年も似たようなもの。

自分たちでハコで公演を打ったのは4月と12月の2本のみ。
あとはちょこちょこイベントに呼んでいただいたりもしたけど、それも片手で足りる程度です。

バンドとしての現在の活動の実態は、公的な部分で言うと毎週土曜日に小一時間ほどバンドのYouTubeチャンネルでメンバーが交代で生配信をしているくらい。あとはファンクラブ的な感じでオンラインサロンを細々と運営している感じ。

もちろん最初からそんなスタンスでやってるわけではなくて、ひと昔前までは月に2本3本(多い時は4本5本)と誘いあらばいろんなライブにアクティブに出演して、ストリートライブなんかも同時に敢行して、定期的にワンマン公演を打って音源もコンスタントに作ってとやってたわけで。

一人でも多くの人にバンドを知ってほしいってことで血眼になってアグレッシブにライブ活動に勤しんでいたわけで、間違いなくその時は自分の時間の主戦場をバンドに置いていたわけで。

それが気付けば4月20日になってようやく今年初ライブみたいなことになっているし、なんだったら藤原さん(Vocal)と顔を合わせるのも今年2回目とかだったし、特段次の予定を決めてるわけでもない。

何がどうなってそんなにスタンスが様変わりしたのか云々の話を書き出すとちょっと大変なので、そこはバッサリ割愛させてもらいますが、語弊のある言い方かもしれませんが紆余曲折経て、僕と藤原さんの主戦場と呼べる場所はバンドではないというのは紛れもない事実だったりする。
(まあ語弊のある言い方ですけども)

もうちょっと丁寧に言うと各々が個々でしっかりと自分の主戦場(持ち場)で日々頑張っているという感じ。

彼女はラジオのパーソナリティーという顔を軸に何かしらいろいろやってるみたい(なんかアンバサダーとかもやってる)。

僕はイチミュージシャンとしていろんな人とあちこちで演奏したり、ここ最近はピアニスト西村として呼んでいただける機会も増えたり。

バンドという塊で動く時間は年間通して数えるほどで、それぞれが個々に自分の持ち場でやりたい事・やるべき事に全力で打ち込んでいるわけで、そういう意味で日々の主戦場はそれぞれで持っているという理屈になる。僕の中では。

なので実は0→1のアカシアオルケスタファンというのは比率で言うとかなり少ない。

もちろん藤原も西村も知らない状態でバンドを先に知ってくれて好きになってくれた人がちゃんと居てくれるのも知ってます(本当に有難う)。

でもそれはかなり稀有な存在で、バンドを知ってくれた人の大半が「経てアカシアオルケスタ」の人たちだったりする。
特に今のスタンスにがっつり振れているここ数年は。

藤原さんのラジオのファンの方が藤原岬という存在を好きになり「ほう、バンドもやってるんだ」ってことで、バンドに興味を持ってくれるとか。

お目当てのアーティストの横でピアノを弾いている僕の存在がちょっと気になり「ほう、バンドもやってるんだ」ってことで、バンドに興味を持ってくれるなど。

そこから先の動線も本当に人それぞれなのがまた面白くて、そういうきっかけでバンドを知って見てみたら、元来の好きと関係なくすっかりバンドに沼っている人もいるし、沼るとはいかなくとも「バンドも応援します」となってくれる人もいるし。

逆に「ラジオの岬さんは好きだけどバンド(ライブ)は別にいいかな」って人もいるだろうし「西村のピアノは好きだけどバンド(ライブ)は別にいいかな」って人もいるでしょう。

それはそれで全然良い。
選択の自由はそれぞれなんだから(本当に強がりでもなんでもなく全然良い)。

で、その間くらいの人も一定数いらっしゃると思います。
(バンドのライブも見てみたいなぁ…くらいでウロウロしてる人)


ひとつ言えるのは、塊の時間を多くとってた時期よりも間違いなく認知度は上がったし、名前が普及していくスピードも格段に加速した。

考えれば当然で、2人で1つのことをやるより2人がバラバラに散ってるほうがそりゃあ範囲は拡大するわけで。
しかも各々が全然違うジャンル(界隈)で動いているから尚の事。

そこで改めてライブの話に持っていってみますが、もはやアカシアオルケスタというバンドにとってライブというのはお祭りみたいな位置付けになっていると思う。

それは雰囲気とか楽しさみたいな話じゃなくてリアルな祭りの物理的(頻度的)な話で、月イチとか週イチで開催される地域のお祭りなんてのはあんまり聞いたことないもので。

僕の地元にもいろいろ大規模な祭りがありますからよく知ってますが、普段はそれぞれにいろんな仕事をしてて日常的に別に交わってない人同士が、祭りの時期になると集まってあれこれ共同で準備をし出すあの感じ。

前までは職場が一緒みたいな感じだったのが、今は「そろそろライブすっか」みたいなきっかけでもないと集まらないんだけども、だからこそ逆にワクワクするというか新鮮というか健全というか。

で、自分たちで祭りを開いた時に例年と変わらず来てくれる人に「今年も来てくれてありがとうね」と思ったり、前回の祭り以降でお世話になった方とかがふらっと遊びに来てくれて「おお来てくれたの!」みたいな気持ちになったり。

毎回ライブをするたびに「やっぱりバンドっていいなぁ」「ライブっていいなぁ」と思うわけなんですが、じゃあやっぱりコンスタントにライブしていこうぜ!となるかと言われると、ファンの方には本当に本当に申し訳ないんですがそうでもない。

さ、また明日から各々それぞれの場所で頑張りましょうねってなもんです。

で、「そろそろ祭りの時期かねぇ」と思ったらまたふわっと集まるわけでして(これがけっこう気まぐれだからタチが悪い)。

まあそんなわけなので、ここは僕のnoteですから僕目線の書き方になっちゃいますが、これからもピアニスト西村広文としての日々の応援は何卒よろしくお願いしますと思うと同時に、たまにそんなお祭りを仲間と開くことがあるんでもし気が向いたら次開かれる時にちょろっと遊びに来てみてくださいなって所です。

既に何度もそのお祭りに参加されてる方は、次の開催を待ち侘びていただければ幸いです(もっとライブしてよって言われて「じゃあします」っていうタイプじゃないから2人共)。

あとはまあ…
バンドそんなに動いてないのに結果的にバンドが大きくなるって、それはそれで素敵じゃない?っていう気持ちもあったりするし。

ってことでピアニスト西村広文はまた明日からもえんやこら頑張ります。
それが結果的にお祭りの規模が大きくなることと比例するのです。

みたいな。



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西村広文 HirofumiNishimura
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