我が地元の"なぎさドライブウェイ"を紹介してみる

先日までしばらく帰省なるものをしていたんですが、たまに帰るたびに毎回痛感するのが県内格差。

過疎の話です。

僕は石川県の能登地方出身なんですが、石川県という括りで言うととにかく金沢は年々賑わっています。

数年前に北陸新幹線が開通したことで関東からの便も非常によくなって、そこに合わせて駅周辺の開発もぐいっと進んだりして国内観光客がグググっと増加した感は帰る度に感じます(大阪から一度金沢で毎回下車するので)。

そしてコロナ禍も一応は収まりを見せたことで外国人観光客も半端なかったです。

とにかく毎回帰省で一旦金沢に降り立つ度に、どんどん観光地としてパワーアップしている感、賑わいが右肩上がり感を実感します。

と、同時に毎回感じる能登の右肩下がり感。笑

皮肉なものですが金沢が栄えに栄えていけばいくほど「金沢止まり」の方が多くなり「石川旅行」というより「金沢旅行」というスタンスになってしまうので、とにかく能登のゴーストタウン化まっしぐら感が年々如実になってまいります。

まあそんなことは僕の地元に限らず少子高齢化、一極集中の今の日本でいたるところで起きてることですが、やっぱり帰る度にどんどん寂れていく地元をただ傍観しているのは実に寂しく悲しいものがあるのも事実です(ただのエゴですが)。

まあそんなわけで…

金沢もいいんですけど、もうちょっと上にも足を伸ばしてくれたらいいところあるよ〜ってことで、ささやかやながら能登の一押しスポットを今日は唐突に紹介したいと思います。

日頃のnoteのテイストとガラッと変えていきなりの地元紹介です。
完全押し売り自己満記事ですが、もし少しでも興味を持っていただければ幸いです。

というわけで今日は『千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ』という場所を紹介したいと思います。

"百聞は一見に如かず"ということでまずは雰囲気が分かる写真を載せてみたいと思います。


"石川県羽咋市HP"より


こんな感じで海水浴場の砂浜なんですがこんな感じで公道として普通に車が走ってるんですね。

ちなみに10tトラックや観光バスなんかもアスファルトと同じ感覚ですいすい走れる砂質で、これは日本でここだけらしいです。

(こんな感じで)

"石川県羽咋市HP"より



夏の海水浴繁忙期はリアルに標識も立ちます。



海水浴の時期はこんな雰囲気。

"Rakuten Travel"より


停車してる車と停車してる車の間を普通に道路として車が走っています。

とにかく砂の感触も気持ちよくて、砂時計みたいなサラサラの砂しかなくて裸足で歩いても熱いとか痛いみたいな感触も皆無です。

僕は物心ついた時から夏の海水浴と言えばここしか知らずに育ったので、割といい年になるまで海水浴場というのは車で走るのが普通だと本気で思ってました。

当然、シーズン時は海の家も並んでいてそこでは近海で採れた魚介が並んだりもしています。

そんな"なぎさドライブウェイ"なんですが、環境問題の煽りをガッツリくらっていたりします。

その実態が如実に分かる写真がこちら。


"日本経済新聞"より

左が1994年当時の海岸で右が2011年のものだそうです。
海面上昇により半分くらいの狭さになっています。

僕も帰省した時に時間に余裕のある時はドライブに行ったりしてた時期があるんですが「なんか狭くなったな」と思ってはいたものの、自分が大人になったからだろうなぁって感じで意に介していなかったんですが、やっぱりガッツリ狭くなっている模様。

そしてその現象はまだまだ続いてて、このまま放っておいたらそのうちこの砂浜は完全に消え去るという予測です(まあ普通に考えてそうですわね)。

なんか一応、その減少を食い止めるための委員会みたいなものも立ち上がってるらしいですが、具体的に何をやってるのかさっぱり分かりませんし効果も正直出てないので、このまま消え失せる運命なのだと思います。

なので、この記事を見て少しでも興味を持ってくださった方はぜひ来年の夏にでも行ってやってください。笑

日本で唯一車で走れる砂浜は、十中八九そのうち消えちゃうと思うので現存しているうちに(だいぶ狭くなっちゃいましたけどね)。

「自家用車(orレンタカー)がないと辛い」という部分が実にネックですが、一見の価値はあるかなと思います。

人がどんどん減るだけでなく砂浜まで減っていることは非常に居た堪れない話なんですが、一人でも多くの人に僕が育った環境を知ってほしいというただの自己欲求と金沢一極集中へのちょっとしたアンチテーゼも込めて今日はまた新しい角度から記事を書いてみました。

まあ「もしほんの少しでも気が向いたら」くらいでけっこうです。

そんな感じで。
ではまた。



メンバーシップ「オンラインアトリエ」では無料記事とは別でメンバーシップ限定記事を毎日更新したり、1日1曲ピアノ演奏をアップしたりしております。

自分の作品創りのプロセス、最新の進捗状況(音源)の共有だったり日々の活動の中でのあれこれのかなりコアな部分を掘り下げてますので、よろしければ覗いてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!

西村広文 HirofumiNishimura
あなたの支えが活動のモチベーションになる事実は間違いないのです。気持ちが嬉しいのです。