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一度も活動した事ない場所でいきなりイベントというものを開催させていただくわけですが...
昨日アナウンスさせていただきましたが、4月26日(土)に岡山・倉敷のスナックCandyさんで『スナック西村 in 倉敷Candy』を開催していただく事になりました。
”開催していただく”という書き方をしていたり、販売が倉敷CandyさんのBASEだったりするところから察していただきたいのですが、大阪や東京で普段自分が開催している流れとは違って、今回は倉敷Candyさんが主催で僕はゲスト的な立ち位置でお誘い頂いた形です。
とは言え内容は、来ていただいた方お一人お一人とお酒を酌み交わしつつ、しっかりミニキーボードを持っていっての普段通りの『スナック西村』です。
倉敷Candyさんの貴重な一日をお預かりしますので、来ていただける方には目一杯楽しんでもらえるよう頑張りたいところです。
昨夜発売となったばかりですが既に半数以上の席分が売れてくれているようなので、まだ3ヶ月ほど先の話ではあるものの迷われてる方が居らっしゃいましたら是非お早めのお買い求めをよろしくお願いします。
そんなわけで倉敷です。
西村広文としましては、倉敷という場所で腰を据えて事にあたるのは初めてのことです。むしろ岡山県が初めてのことです。
倉敷と言えば「その昔阪神に居た川尻投手がノーヒットノーランを達成した倉敷マスカットスタジアム」という一文が真っ先に連想されるくらいには情報に疎いです(それはそれで情報としてはマニアックだけれども)。
ライブやイベントの開催は疎か、普通にじっくり観光をした事もないのが事実で、土地勘も無ければ個人的に地盤も全くない場所であります。
そんな倉敷という場所でいきなり『スナック西村 in 倉敷Candy』と、自分の名前を冠したイベントを開催させてもらうわけです。
ここで一般的なミュージシャン・バンドマンの典型例をお話ししてみたいのですが、活動の中で行ったことがない場所で何かしらのイベントを開催しようと思ったら、まあミュージシャンはそれなりにコツコツとしたプロセスが必要になってきます。
ライブハウスに4~5組くらいのバンドが集まって30分ずつ交代にステージを演る”ブッキングライブ”と呼ばれたりする時間があるんですが、まだ見ぬ地域に関してはその土地のライブハウスに足繁く通ってブッキングライブへの出演を何度も繰り返して、都度都度の対バン相手のお客さんの前で自分たちの存在をしっかりアピールして、1人、2人、3人と本当にコツコツ現地のファンを獲得して、その先にようやくその地でイベントだったりワンマンライブが開けるというプロセスがあります。
なので、活動歴の中において一度もそこでライブをしたりした事がない人間がいきなりイベント開催なんて順番は、ミュージシャン・バンドマンの一般的な観点からいくとだいぶ意味が分からないというか、普通に無理な順番なのですが「活動」という言葉の範囲を自らフレキシブルに拡大していった結果、多角的に物事を考えて動いてみた結果、こういう状況が生まれたという話で。
今回の倉敷という場所に限らず、自分の活動地盤が全然ない場所に関して、もちろん前述のようにブッキングライブに頻繁に通って、少しずつお客さんを獲得していくっていう形も大事だとは思うのですが、何も“かくあるべし“である必要もなくて、その地域で既に形成されているコミュニティーに飛び込んでいくという姿勢も大事ですよねと思うわけで。
今回、倉敷Candyでスナック西村をやってくださいとオファー頂いたのは、昨年末の天才万博での会場内のことでございます。
あそこもまたひとつのコミュニティーの場で、そもそも僕が天才万博の客席をお酒片手にウロウロしてなかったら、今回の話にまで発展してなかったかもしれません(いずれしてたかもしれないけども)。
そしてそもそも僕が自分自身で『スナック西村』というコンテンツを頻繁に開催して、それをしっかり(参加された方共々)発信してきたからこそ、うちでスナック西村をやってくださいと思いついてもらえるわけで。
(ここけっこう大事だと思います)
これがいきなりライブハウスを抑えてのワンマンライブとなったらとんでもなくハードルが上がるんですが、まずスナックという場所での現地コミュニティーの方とのお酒を酌み交わしつつの交流の時間から始まり、最終的にその場所でドシっとワンマンライブを開催できるくらいにまで、僕も交えたコミュニティーを育むという順番も十分にあるよなと実感する昨今です。
「馴染みのない場所でライブの集客を増やしたいから、とにかくその場所でライブしまくるぞ」みたいなアテのありそうななさそうな手段一択ではちょっと厳しい時代にもうなってると思うわけで、形成されたコミュニティーの場に自ら飛び込んでいくところから始めて「今度はライブ会場でのライブを見たいね」と一人、また一人と思ってもらえるように、まず人同士としてコミュニケーションを育むところから…という時間は昨年から何気に取り組んでいる部分で。
もしかしたら人によっては全然スマートに見えないかもしれませんけど、一人でも多くの人にピアノを聴いてもらいたいっていう中で気取ってる暇はないものですから、これからもフレキシブルに頑張ってまいります。
(フレキシブルって言葉使い勝手良いのです)
倉敷Candyの告知が主旨のさらっとした記事にするつもりが、後半ちょっと熱量帯びて想定してない文量に朝からなってしまいました。
最後まで読んでくださって有難うございます。
今日も一日何かしら頑張りましょう。
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