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だからやっぱりもう商品のクオリティーとかじゃないんだって

先日の投稿をきっかけに「まつやのとり野菜みそ」の中の人と「スギヨ」の中の人とSNSで相互フォロー関係を築かせていただいてるんですが、お二方とも自社製品にまつわるポスト(自他問わず)を日夜熱心に拡散されているので、結果的にいつ開いても飯テロが溢れるタイムラインになってしまい、なかなか大変な今日この頃です。

そんな感じでちょっとネタっぽい前談から入ってると思いきや、案外今日これから書きたい話と繋がってきますし、もっと言うと昨日の記事の延長戦みたいな側面すらあります。

そしてそしてさらに輪をかけて言うと、今までも何度か同じような話は書いてきた過去があるので、日々熱心に読んでくださってる方からすると開始数行で「うんうんその話ね」となることは請け合いなのですが、いつ何時誰が初めてここに辿り着いてどの記事が「初めて」になるかなんて分からないので、大切だよなって思う事は何度だって咀嚼していいだろって思う僕ですので改めて書こうと思います。

大事な告知をしつこく繰り返す時と同じスタンスです。
(というわけで引き続きこちらまだまだ発売中です)


そんなわけで突然ですがカニカマの元祖であるスギヨさんの看板商品『ロイヤルカリブ(以下カリブ)』が2ヶ月の沈黙を経て今日から販売を再開したようです。

前談で書きましたが僕のタイムラインにもカリブが溢れていて「待ってました!」「おかえりなさい!」「早速買いました!」みたいな声があちらこちらに(一度"ロイヤルカリブ"でサーチしてみてください)。

もちろんSNSをやってない人やわざわざ書いてない人も多数いらっしゃるでしょうから、とんでもない売れ方をしていることかと思います。

地元の方々はもう日常品みたいな存在なのでアレですが、ここでちょっと考えてみたいのが今までスギヨのスの字も認識していなかったアナタがスーパーに行った際に「ちょっと今夜はカニカマでも食べようかしら〜」って気分になった時に、各社カニカマ製品がずらっと並んでいる棚を目にしたとして…

仮にA社やB社やC社のカニカマが1パック150円前後で並んでいたとして、そこと並列にスギヨのカリブが250円で並んでいた場合(※金額は仮です)。

もはやスギヨのカリブを手に取るんじゃないでしょうか。
というかむしろ取ってくれ!
(1円でも多く節約しないと明日のメシが尽きるみたいな人は別ですが)

もちろん一概には言えないですが、今まで別のカニカマ買ってたけどスギヨのやつにしようってなる人は確実に増える。間違いなく。
(そのテイでもう最後まで書かせてもらう)

ここでポイントになってくるのが、そんなアナタは「スギヨのカニカマの味を知らない」って部分でして、ただただカニカマの気分なんだったらいつも買ってるやつでもよければセールで一番コスパが良いやつを手に取ってもよいわけで、それが一番安パイであります。

それでもスギヨのカニカマを手に取ってくれる。
ここにもはや「味」という概念はあんまり関係ないわけなんであります。

ちょっとここは雑な書き方で終わらせると語弊だらけにも程があるので、行間をしっかり読んでいただきたい気持ちもありつつ、ちゃんと丁寧に書いておかないとスギヨさんからめちゃくちゃ怒られるので、しっかり噛み砕いて(カリブは柔らかいけど)話をさせてもらおうと思いますが…

まず、カニカマを口にする人からしたらカニカマは基本美味しい。
どこのどんなカニカマでも世に出回ってるものは基本全部美味しい。
「このカニカマまっず!」って感じで2個目いけずに廃棄しちゃうような味に出会った記憶がまずない。

で…誤解を恐れず書きますが、どれも"さほど"変わらない。
(頼むから勘違いしないでね行間を読んでね)

もちろんまったく一緒なんてことはないけども、先人たちがいろいろ積み重ねてきた結果カニカマという加工品のフォーマットはもう構築されているわけでして、今さら「A社は50点、B社は75点、C社は95点」みたいな大差が生まれる存在ではないと思いますさすがに。

基本カニカマは全部美味しいし、どの社のどのカニカマを口にしても「うんカニカマだね」となるでしょう。

カニカマサラダが食べたい気分の時に、先ほど仮で挙げたA社とC社みたいなクオリティーの開きがあったら「A社のカニカマしかないから今日はもうカニカマサラダ自体やめ!」となるかもしれませんが、表舞台にドンと出ている既製品のクオリティーの差なんて今の時代もう数点以内の範囲でひしめき合ってると思います(カニカマに限らず)。

スギヨのカリブは美味しい。
間違いなく美味しい。とっても美味しい。

ですが、じゃあ他のカニカマ製品があんまり美味しくないかって言ったら全然そんなことはなくて正直負けず劣らず美味しい(だってそもそもカニカマが好きなんだもの)。

でも僕は今までもこれからもカリブ推しであるしスギヨ推しであるし、何だったら今回のことでもっと推しになった。

それは味という部分ではなくて(美味しいというのは基本装備としてありつつも)、やはり故郷というノスタルジー(母のご飯という思い出)の力も働いているし、今回の震災でその力は何百倍にも膨れ上がったし、そしてここにきてSNSの中の人からリアクションをいただけてそのキャラクターがなんかおもしろいからという部分も加わってきた。

※その話で言うと合わせてこの記事を読んでいただくとおもしろいかもです


だからこれからもカリブを愛するしスギヨを推すし、そしてこうやって謎に布教みたいなことすらしている(結果論ですけど)。

なのでもはやカニカマの味とかあまり関係なくなってるわけなんであります(美味しいんですよ!くれぐれも!)。

そして多少烏滸がましいことを言いますが、僕がまたこうやって書くことで微力ながら新規ファン獲得に繋がっている気もするのです(少なくとも認知度はグンと上がる気はするのです)。

ずっとカニカマの話してますけど、それはひとつの例えであってこのカニカマの部分は自分でもあるわけです。

「ファン」という存在に支えらる仕事という点では僕もカニカマ(スギヨ)も同じなわけで、カニカマの味に基本的にそこまで大差がないのと同様、周りを見渡せばみんな上手だしみんなかっこいいしみんな良い曲作る。

ネットをサーフィンしてみても次から次と恐ろしく上手な人がポコポコ現れて、人それぞれの好みの違いはあれども正直そこまで大差ないわけで。
(他の業界も同様かもしれません)

どうせカニカマ食べるならスギヨのやつを買おう。

その考え方はもうクオリティー以外の部分なわけで、そこの意味をどうやって開拓するか、拡げていくか。
(※クオリティーが第一なのは当たり前とした上で)

僕も日々いろいろ考えていますがまた改めて考えてみます。
カリブ食べながら。



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西村広文 HirofumiNishimura
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