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ロザンの菅さんの著書に手が伸びた意外な導線

お笑いコンビ『ロザン』の菅さんの最新刊『京大中年』を読みました。

「読んだ」ということは当然「購入した」ということです。

今日の本題を分かりやすくするために最初に書いておきたいのは、元来「ロザンの菅さんの著書が出たら問答無用で飛びつくように買う!」という熱量を持ってたかと言われたらそこそこ懐疑的だという部分。

なんか、ここだけ切り取るととっても失礼な印象になってしまうかもしれませんが、今日のタイトルの話をちゃんと書こうと思ったらここはやっぱり一度整理しておきたいポイントでして…

YouTubeチャンネル『ロザンの楽屋』も毎回見てますし、菅さんのノートも毎日拝読しています(メンバーシップに入っています)。

なのでれっきとしたロザン(菅さん)ファンだとは思うんですが、だからといって何でもかんでも条件反射的に手を伸ばす「絶対的推し」という熱量というわけではないという意味合いの話です(伝われ!)。

ロザンの楽屋も毎日見ているし、菅さんのノートも(メンバーシップに入ってまで)毎日読んでいるけども、ロザンのトークライブのチケット争奪戦に参加するかと言われればそうではないし著書もめちゃくちゃ興味は湧いてたけど「読もうかなぁ読もうかなぁ…」と思いながらも結局は手に取るまでには至らず…という感じでここまできました。

じゃあなぜ今回、発売したての最新刊を即購入してすぐに読んだのかというのが今日のテーマなんですが…

しつこいかもしれませんが「菅さんの本買おうかなぁ…」みたいなことをずっと思いつつ結局ずるずるきたわけですが(10割で"買う"だとしたら8割~9割あたりをウロウロしているような)、その8~9割でウロウロしてる僕の最後の1~2割をドンっと押し込んだのは、この著書の編集者である幻冬舎の袖山さんという方の存在だったりします。

何も袖山さんが直接「買ってね買ってね」と圧をかけてきたとかそんな話ではなくて、言ってしまえば裏方さんに袖山さんが居るという事実が最後のひと押しになったという話。

話が全然見えない人がほとんどだと思うので、順を追って(できるだけ端的に)説明したいと思います。

まずこの幻冬舎の袖山さんという編集者さんはロザンの菅さんの著書とは別でキングコング西野さんの著書(絵本も含む)も数々担当されているんですね。
(※それこそ、このnoteでがっつり読書感想文という名のレビューを書いた『夢と金』の編集も努められています)

そういう縁もあって袖山さんは昨年末のミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演を見に居らしてたんです。

その時は特段僕は全然絡んでないんですが、その大阪プペルが終演した数週間後に東京キネマ倶楽部で開催された「天才万博」というイベント(という名の西野さんのただの忘年会)に遊びに行った際に袖山さんもいらっしゃって、お酒を酌み交わしながら少しお話しさせていただく時間があったんです。

そこでまず「ピアノすごく良かったです」みたいな感じでミュージカルの時の話をしてくださって、僕のことをちゃんと認識してくれてることがとても嬉しかったのでこちらも饒舌になってしまいまして(分かりやすい)、「編集っていう仕事は〜」みたいな感じで、実質初対面だというのに何かの取材っすかって感じで質問をいろいろ投げつけちゃいまして。

そんな僕のあれこれをひとつひとつとっても真摯に正面から答えてくださって、その後もいろいろお話しさせてもらって、とっても人柄が素敵な方だなぁという印象が強烈に残ったわけです。

そんな袖山さんとの時間があったのが去年の末。

で、年が明けて程なくしてロザンの菅さんが新刊を出すというアナウンスがあったんですが、やはり編集者は袖山さんということで袖山さんもご自身のSNSでそのことは当然発信されます。

今までも菅さんや西野さんの著書に携わられてこられたので活字(クレジット)としての袖山さんの存在は僕も認識していましたが、年末にそういう時間を挟んだのちの今回の著書のアナウンスだったので、クレジットとしてではなく人としての袖山さんが浮かぶわけですね。

なので今回は条件反射的に予約をポチってました。

これが「残りの1~2割をぐいっと押し込んだ部分」です。

何が言いたいかというと、今回の著書に限った話でなく作品っていうのはたくさんの方が携わって皆んなで作っているもので、もちろん表に出る人間がどうしてもフィーチャーされるのは立て付け上当たり前ですが、当然のごとく裏方さんの存在は極めて重要であるわけで。

それは決して技術的なことだったり専門分野での役割という面だけに限った話ではなくて、今回のケースみたいにその方の人間力みたいなものも、誰かに届くための大きな要因になるという話。

その側面に対してやり甲斐を感じられてる方がどれくらいいらっしゃるかは分かりませんが(職人としての持ち場とはちょっとズレてる部分の話なので)、携わってる作品(公演でもなんでもそう)を誰かに届けるという意味でけっこう大切なことだなと購入者視点として思ったので、書き残させていただきました。

例えば(あくまで例えばですよ!)、年末のあの場で袖山さんとお会いした時にすっごく嫌な感じの人だったら(例え!)8~9割のままだったかもしれないし、もしかしたら6~7割くらいになってたかもしれない。

それがそのまま作品の届きっぷりに直結すると思うと、表裏一体、表裏一枚岩というのは実に尊いものですねっていう結論でひとつ。

ロザンの菅さんの著書に関わる記事なのにめちゃくちゃ袖山さんフィーチャーな記事となりましたが、本の中身も実に最高です。
(後付け感半端ないですが本心です)

今朝のツイートでも書きましたが、サザエさんやちびまる子ちゃんを見てる時と同じような感覚というのが読み終わった時の僕の第一感。

がっつり作り込まれた映画やドラマみたいな、センセーショナルだったりセンシティブだったり感情曲線の波が大変なことになるような劇的要素があるわけではなく、常に同じ温度感でまったり進んでいく感じ。

そんな中で時にクスって笑えたり、時にちょっとじんわりきたり。

だからサザエさんやちびまる子ちゃんみたいな感じ。

なんか「ロザンだなぁ〜」って感じです。笑

僕が宣伝するのも烏滸がましいですがよろしかったらぜひ。

※当然お近くの書店にも並んでおります


そんな感じです。

ではまた。


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