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食祭市場のクラファンが相対的に苦戦してる事に少々悶々としているので、僕なりに色々。

今日も今日とて地元のクラファン関連の話になりそうで申し訳ないんですが、ちょっとひとつ目についた部分があってそこに付随していろいろ思うことがあるので書かせてもらいます。
(昨日の話が当てはまりそうな気もします)

少し前にこんな記事をアップしたのですが、この記事の中盤くらいで書かせてもらっている『能登食祭市場(のクラファン)』について…

今までも何度か食祭市場のことは話してきた過去があるんですが、もしあまりピンと来ない方はぜひ上記の記事を読んでいただければと思います。

端的に言うと七尾湾の側にドカンと建っている『能登食祭市場』というのは七尾の(そして能登の)貴重な貴重な観光拠点でありまして、観光客で日々賑わうのはもちろんのこと地元民にも長年愛されてて、七尾市のランドマークと言っても過言ではない存在だと思います。

僕も子供の頃からの思い出がぎっしり詰まった場所です。

そんな食祭市場も今回の震災で大きなダメージを負ったわけで、やはりクラウドファンディングを立ち上げられています。
(立ち上げ時に僕も𝕏で拡散させていただきました)

おそらくそろそろ開始から半月くらいが経っているかと思うんですが、今日その食祭市場の公式𝕏で現在の支援状況が発信されていたので見させていただいたのですが、その数字を見て多少驚いたのと「やっぱそういうことだよなぁ」と思ったのと、まあいろいろありまして。

ひとまず共有させていただきたいのですが…


目標金額が1000万円とかなり巨額なので(それだけの施設ですから)達成率に関してはちょっと他と横一線で考えるのは違うと思うので一旦置いておくとして、この記事を書いている現在で、支援数が114人で支援総額が90万円弱となっています。

まず大前提としてお一人お一人のお力添えはかけがえのないものですし、どこまでいっても一人また一人、一円一円の積み重ねでありますから、支援が集まっているということはとても尊い事であり僕が言うのも変ですが大変感謝しています。

ですがそれと同時に「なかなかに苦戦しているな」というのが正直なところです。

というのも1000万円という目標金額を募っている以上、のっぴきならない状況であることは間違いないと思います。

ちょっと生々しい話をするとここは第三セクターなので、もしかしたら行政のほうから補助金的なものを出したりすることもあるのかもしれませんが(知らないけど)、まあそんなことは一庶民が考えることでもないのでとりあえず置いておくとして、前述した通り七尾のランドマークの危機という事を考えたら個人的にはやっぱり半月でこの結果はちょっと物足りないのは本音です。

絶対値としてもそうなんですが、それよりも相対値っていう観点で考えた時のほうが如実に思います。

というのも最近ずっとそのあたりのことを書いてますが(まあ大事なので)、七尾のあらゆる店舗や施設の再建のクラファンがいろいろ立ち上がっている中で、この食祭市場の支援人数(ならびに金額)を余裕で上回っているクラファンが実にたくさん存在しています。

繰り返し言いますが食祭市場は押しも押されぬ七尾のランドマークであり貴重な観光拠点であり、ここが無くなるなんてことがあったら七尾にとってシャレになりません。

なのですがそんなランドーマークよりも「○○町の□□さん」とかのクラファンのほうが支援人数も金額も何倍も多かったりする。

これはまあ実にリアルでシビアな話だなと思います。

食祭に限らず軒並みクラファンに苦労しているのならば「やっぱり田舎のほうは高齢化社会でSNSやってる人が少ないから」とか「クラファンがまだまだ根付いてないから」とかそういう線も浮かびそうなんですが、しっかり集めている(選ばれている)場所や人は一定数いらっしゃるのでどうやらそういうわけでもないのかなと。

じゃあなんでこんなあからさまに苦戦してるのかなぁって考えてみるわけですが(先ほどから苦戦苦戦と大変失礼かもしれませんがこれはハッキリ苦戦と受け止めたほうがいいと思います)…

「顔が見えない」っていうところはありそう。

仮に東京スカイツリーがピンチでクラファンを始めたとして、同時にナントカ町の田中さんもクラファンを開始した場合、なんとなくですが田中さんのほうがやっぱり応援されそう(二者択一の場合)。

前にもクラファンがひしめきあってる中でいかに選ばれるかってことを書きましたが、とにかくたくさんのクラファンが走っている中で誰しも可処分所得には限界があるわけなので、どれだけ支援の心があっても「選択」は迫られてしまうわけですが、その時にやっぱり"顔が浮かぶ"っていうのはとっても大事な要素だと思うんだす(ちょっとシビアな文章が続いているんで語尾をふざけてみるザマス)。

それで言うとあくまでも個人の主観ですが、食祭市場という存在はかけがえのないものですし何度も言いますがランドマークなわけですが、こういう時にもっともっと率先して選ばれるにはやっぱりその奥の顔が見えることってとっても大切なんじゃないかなぁと。

どういう方々がどういう想いで食祭市場を長年運営してきて、今どんなことに憤ってて何が大変で、このままいったらどうなるのかって。

もちろんクラファンページにはいろいろ書いてはあるんですが、なんかもっとこう生々しく「俺めっちゃ大変ねん!マジきつい!」みたいな熱量というか。

ちょっと申し訳ないながらも引き合いに出させていただくんですが、同じ施設という観点で言うと『のとじま水族館』はとてつもない支援数を集めているわけですが、もちろん単純に「あの場所がなくなってほしくない」っていう気持ちは当然として、それ以上に「全国の慣れない環境に散り散りになってしまっているお魚さんたち、動物さんたちを元の場所に戻してあげたい」みたいな気持ちの塊なんだとも思います。

そして日々受け入れ先を探すことに奔走されてた飼育員の方々に対するお気持ちもあると思います(その背景諸々は日々SNSで痛いくらい伝わってきてたので)。

114人もの方が応援してくださっていることはとてもすごいことだし有難い話ではありますが、七尾のランドマーク『食祭市場』という存在は本来もっともっと応援されるべき存在だと思うのです。

でもなんでこんな地味なスタートなんだろうなぁ…と思った時にちょっとそんな考えが浮かんだものですから書いてみました。

食祭市場の運営関係の方がこの記事を目にされたら正直良い気はしないと思いますし「ほっといてくれ」と思われてもしょうがないなと思うんですが、これは僕なりの誠意でもありまして。

というのも個人的に本当に大好きな場所ですし思い出もいっぱいありますし、七尾という町にとっても絶対的に必要な場所ですし、だからこそ人さまの支援なんてしてる場合じゃない僕が食祭市場のクラファンには支援しましたし(だからこそ書いてるって部分もあります)。

あとこうやってひとつの記事にすることで、また一人でも多くの方が支援する気になってくれれば本望ですし。

初動バブルの期間を終えたうえで1000万円目標で残り55日で達成率8%だったら「まじやばいっす!助けてっす!」とさすがになってると思うのですが。

なので、もうちょっと顔が見たいです。
人間味がほしいです。

偉そうに申し訳ないんですが、イチ支援者として。
食祭市場という存在に誇りを持っている七尾民として。

応援しています。


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西村広文 HirofumiNishimura
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