キャストを勝手にハックする 〜ダンさん編〜
ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演7日目。
マチネが終わってソワレが始まるまでの幕間の時間(通称マチソワ間)に今日も劇場でポチポチやってます。
(※だいぶマチソワ関連の単語をナチュラルに会話に盛り込めるようになってきました)
さて、公演関係者の中で「読んでます」という声をいただく機会が日に日に増えて恐縮しきりのこのnoteですが、今日も臆することなく書いてまいりたいと思います。
ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演のキャストさんを、あくまで僕目線の独断と偏見で一人ずつ掘り下げていくシリーズ。
今日はダン役の『松原剛志』さんです。
毎度お伝えしますが、これはあくまで11月1日の本稽古開始から今日までの間で僕が接してて勝手に感じていることを書くので、あくまで僕視点という前提で読んでもらえれば幸いです。
松原さんのことを深く深く知ってる方からしたらズレてる部分もあるかもしれませんが、僕の勝手なハッキングなのでご了承ください。
てことで改めて松原剛志さん(以下、松原さん)です。
※キャリアやパーソナルな部分はGoogleさんに頼ってください
さて、松原さんについて思うことを書こうとしている今、浮かんできたこととしては「ダンさんそのまんまのような人」であります。
で…
日頃から読んでいただいてる方ならもう察してるかと思うんですが、ここにきてさすがに自分で突っ込んでおかないといけないなと思うのは、毎回全キャストに同じようなこと言ってるなぁと思うわけで。
ここまでほぼ全てのキャストさんに対して「○○まんまな人」って言い続けてきた気がします。
鶏が先か卵が先かって話ですが、その役をやってるからそう見えてくるのか、そもそもキャスティングが神なのかは分かりませんが、本当に今回はキャストさん=役という感じが色濃いです。
松原さんも例に漏れず「ダンさんのような人」なんです(あくまで僕目線ね)。
これは風貌とか性格とかキャラクターとかそういう意味ではなくて、存在としてダンさんみたいだよなあという意味でして。
(口調や人相はダンさんよりもはるかにはるかに柔らかいです)
僕が日頃感じている松原さんは、ひと言で「大人」であります。
僕は稽古場でも楽屋でも子供みたいにずっと誰かしらとベラベラしゃべってるんですが、松原さんは基本的に寡黙でとてもストイックな大人の雰囲気を醸し出しておられる方で。
なので稽古中も口数は基本的に少ない方なんですが、例えば稽古場でアイデアが停滞して場が滞ったり、もっといい感じにならないかな〜って空気になった時にはいつも松原さんが口火を切ってアイデアを出されていた印象です。
そしてそのひとつひとつのアイデアに全員が感銘を受けている姿を傍目から何度も見た記憶があります。
口数少なく寡黙にドシっといらっしゃるんですが、一言発せば皆んな松原さんの声に耳を傾け…という空気はまさにダンさんそのもので。
僕の中でのダンさんのイメージは(映画版が分かりやすいですが)、活きがいいわちゃわちゃした後輩たちの中で、大人の余裕を感じる存在で、一言発すれば皆が一気にまとまるといった印象。
それでいてプペルを受け入れる懐の深さも、松原さんと通ずる面があります。
いつも後輩を気にかけて一人一人に丁寧なアドバイスを送っておられる姿もよくお見かけします。
かくいう僕も「後輩」という立場に位置するとは思うんですが、バンドに対してはとても敬意を払ってくださっていて、そういう姿勢を通じてとても懐が深い方だなといつも感じております。
とはいえゆっくりじっくり語らったことが今まであまりないので、人間「松原剛志」はまだまだそこまで深掘りしきれてない部分もあるので、自分の知らない松原さんがまだまだ眠ってそうだなという興味を強く持っているのも事実。
僕がここまで書いている部分はほんの少しの側面であって、まだまだ気付けてない部分もたくさんありそう。
ちょっと偉そうな言い方に聞こえたら申し訳ないんですが、とても「掘り下げ甲斐のある」方です。
公演も残り少ないですが、千秋楽までにチャンスがあればできるだけ掘り下げてみたいと思います。
普段は本当に口調も物腰も柔らかい方なんですが、舞台の上の「ダン」となるとまるで別人に感じる役者力にもいつも感動しています。
(存在感としてはダンさんですが喋り口調や雰囲気は本当に間逆なので)
プペルとのミシンのシーンにいつも見とれてしまいます。
表現者としても人間としてもとても尊敬できる方です。
そろそろ本日のソワレ公演の時間が近付いてきました。
気付けば残り公演も少なくなってきました。
ひとつひとつの物語を大切に大切に紡いでいきたいと思います。
今日は松原剛志さんを僕目線で掘り下げてみました(もっと掘り下げれそうだけど)。
ではこの後の公演も頑張ります。
ではまた。
[P.S.]
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