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点で終わらせずに繋ぎのバッティングをするためには...

4月5日(土)にサクエバさんで開催させていただくイベントは、単純に「なんかイベントがやりたーい」みたいな感じで開くんではなく、経営状態が思わしくなくこのままでは営業が立ち行かないという事実を知った事で微力ながら一助になればという想いから決めた事です。

何かとお世話にもなっていますし大好きな場所でもあるので、一発逆転サヨナラホームランを打つほどの力はなくとも、なんとか塁に出て次のバッターに繋げるくらいの事ならさせてもらえるかなという事で。

有難いことにチケットは完売しましたので、少なくともその日の売り上げがしっかり立つ事実は作れたわけですが、仮にそれ以上でもそれ以下でもない結果に終われば、それは繋ぎのバッティングではなく点差が開いている中でソロホームランを一発打っただけ…みたいな状況でしかないなぁとも思います。野球があんまり分からない人にはちょっとピンと来ない例えかもしれませんが。

ちなみにグーグルで「野球に例える」と検索すると、第2検索ワードで「おじさん」と出てきます。望むところです。

その日が埋まりました。お客さんたくさん来ました。おかげさまで売り上げも立ちました。

それだけでは僕の中での一助には該当しなくて、今回のイベントきっかけで「イベントとか関係なくまた来よう」と一人でも多くの人に思ってもらえてナンボかなと思います。平場でも事あるごとに行ってもらえる場所になるような。

ただ、そうは言ってもイベント内で「また違う機会でもぜひここに来てください」的な事を言ったとて、言ったとてなのもまた事実かと思います。

「また来てください」の懇願だけでリピートを獲得できるならそんな楽な話はありませんし、そんな状況が叶うならライブの集客なんて一生倍々ゲームです。

なので「その日イベントやりました。人いっぱい来ました。楽しかったですね。」って感じで点で終わってしまうと、こちらがちょっと良い事をした人っていう雰囲気だけが残るだけで、その状態はあんまり好ましくありません。僕的に。

また何かの時に来よう。ママ友とランチに来よう。誰かに勧めよう。

そんな感じで一人でも多くの人に自発的に思ってもらおうと思ったら、やっぱり”ご飯”の存在は大きそうです。

その日はイベント参加費と食事代と飲み放題が込み込みで6,000円という値段にさせていただいてます(むしろイベント参加費はほぼ含まれてません)。

ですのでお客さんのオーダーで単品提供という事ではなく各テーブルに大皿でドスンドスンと食事が提供され、各々取り分けて食べていただく形になると思うのですが、個人的にはサクエバさんにはその大皿の中でひとつのクリエイティブを是非発揮していただきたいなと思っています。

もちろん予算面や(繰り返しになりますが)オペレーションの面等々で、やれる事やれない事、やろうと思ったらやれるかもだけどなかなかに大変な事、いろいろあると思うので、そのあたりは綿密に要相談ですが。

ただ、繰り返しになりますが「その日のイベントが楽しかった〜」で終わっては僕の目論見として全然意味がなくて、また普通に食べに来たいと自発的に思ってもらいたいわけで、となるとその大皿の中のクリエイティブはかなり肝になりそうな気もします。

僕は僕でお客さん呼んでピアノ弾いて皆さんと交流してっていう役目が本分で、そちらに関してはお店にお任せしますが本筋と言えば本筋だと思うのですが、どうせならその辺りも含めて一緒に考えてみたいという心持ちがあります。

大皿が”ライブ”だったらその中身は“セットリスト”なわけで、ライブで言うとそのセトリ次第でその日の物販のCDの売れも変わりますし、次のライブのチケットの売れも変わってきます。

だからライブ毎にセットリストは毎回しっかり吟味しますし、時に「今日はこういう対バンイベントで、客層がこんな感じだからこういう系統の曲を散りばめたらお客さんを奪えるんじゃないか」とか、いちいち考えたりします。

介入と言えば介入なんですが、せっかくその日の夜を預かる身なのでその部分も含めて一緒にクリエイトするっていう気持ちはあって然るべきだと考えます。

もし仮に(本当に仮にですが)、「そこまで詰め込もうと思ったらさすがに一人6,000円では賄えまへん」みたいな話になった時に、割り切れるところは割り切りますがちょっと妥協できないなって部分が出てきたら、その日の演奏に対しての投げ銭でもすればいいかとすら思っています。

ただただ場所と食事を提供してもらうという話じゃなくて、僕とお店側でクリエイティブをやるっていう所にワクワクを感じますし、その結果一人でも多くの人がお店そのものへのリピーターになってくれれば本望です。

その日を点で終わらせるんじゃなくてしっかり繋ぎのバッティングをするためにはって思った時に、こういう考え方もあるかなと思ったのでひとまず書き出してみました。

すなわちここでこんな事書いておいて店長サンにはまだ何にもその相談はしてないので、この記事のリンク送りつけて「…なんて思ってるんですけどどうでしょ?」っていう所から始めてみようと思います。

含めて、僕の中での“一助”の範疇です。


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西村広文 HirofumiNishimura
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