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好きな曲を弾く。それを好きな曲を作った人が聴いてくれるっていう悦。

というわけで、昨日『グリンゴからの手紙』が公開されました。

 
プレミア公開にしていたので、昨夜20時は僕もリアルタイムでチャットに参加しながら一緒に公開の瞬間を見届けることができました。無事に。

ただの自己満上等、僕としては一年越しのリベンジでありまして、実際にプレミア公開中は何と形容していいか分からない感情でございました。

自信がないわけではないのですが、その場に居合わせてくださった皆さんが果たしてどんな反応をされるのかというのはやっぱり多少ドキドキしますし、それとは別で感慨深さという意味で全然違うところに感情が行くことも度々あり、6分半の中でまあまあカオスな自我でした。

まだ見てないやって方は是非観て聴いていただきたいですし、既に聴いてくださった方は一度や二度と言わず何度も聴いてもらえると、きっと僕もピアノも喜びます(BGMにもいいですよ!)。

そして、去年のこの時期はnoteにしろSNSにしろ、ひたすらに避難所生活日誌を綴り続けていたって事を考えると、今年はこうやって元日からクリエイティブをゴリゴリ発信できている事に感慨ひとしおなのです。

去年は去年で、世の中に向けての発信価値としては、ある意味ものすごく書き甲斐のあったnoteの日々で、それはそれで日々の気持ちが張り張りで刺激的ではあったのですが、やはり本分はピアノであり自分のクリエイティブをやる時間なわけなので、元日からの充実感は半端ないです。

それはそれとして、そんな『グリンゴからの手紙』という曲の作曲者は、先般より書かせていただいてる通り、キングコングの西野さんでございます。

早速、作曲者ご本人が各SNSでこの動画を拡散してくださっていて(温かい感想添)、感謝でございますし優しいなぁと思います。

ミュージシャンっていうのは、著名な曲(ならびに方)を用いてカバー動画ってやつをYouTubeにアップする風潮があるわけですが、業界の巨人が別の巨人のカバーをしようものなら「いいね〜」みたいな絡みはあるんでしょうけども、僕くらいの身の丈のミュージシャンは作曲者ご本人に見てもらうはおろか、直接感想をいただけたり宣伝していただけたりなんて事はほぼほぼ皆無です。

そんな中、僕は昨年の『夢幻鉄道』もしかり、今年の『グリンゴからの手紙』しかり、作曲者ご本人にカバーを直接聴いてもらえるという実は稀有な体験をしています。

何だったら直接演奏を聴いてもらった時間も何度もあります。

僕は「今世間でこれがバズってるから」とか「カバーしたら伸びそうな曲ってこの辺りだから」みたいな理由で、カバー動画を作る気持ちなんてのはさらさら持ち合わせていなくて、単純に「自分が好きな曲」「ピアノで弾いてて楽しい曲」という一点で作っています。

僕は西野さんが作る曲が好きです。
だからピアノで弾きます。

好きな曲をピアノで弾いたらば、その好きな曲を作った本人が実に嬉々とした感じで聴いてくれるという時間に悦を感じています。

時にお酒の席なんかで「ちょっとあれ弾いてくださいよ」とピアノをおねだりされる事もあります。

一端のミュージシャンならば、作曲者本人とのこの状況がどれほどたまらない時間か分かると思います。

そして昨年の『夢幻鉄道』も今回の『グリンゴからの手紙』も、僕のピアノきっかけで初めて知ったという方も一定数居らっしゃいます。

烏滸がましい話ではありますが、そうやって僕の好きな曲たちが僕きっかけでささやかながらも拡まっていく所に喜びも感じています。

自分のピアノが拡まるのも当然嬉しいですが(むしろそれは仕事ですし)、この曲初めて聴いたけど良い曲だねと、自分のカバーを通じて言ってもらえる事にかなり喜びを感じるタイプでもあります。

というかまあそれは根本誰しもあるでしょう。

「おすすめのラーメン屋さん初めて食べてみたけど、めちゃ美味しかった」と言われたら気分良いでしょう。

逆に、そもそも西野さんのファンで西野さんの曲を好きな方々に、僕の演奏がものすごく刺さってくれているところにも、別角度の喜びを感じています。

やっぱり、好きな曲って人それぞれにいろいろ思い入れがあったりしますから、生半可なものでは時にその人の中での冒涜にもなってしまいますし。

現に、ご自身が好きな曲を誰かにヘンテコな感じでカバーされたり、魔改造されたものに対して憤っている方っていうのはたくさん見てきましたから。
(そんな感情経験ある人けっこう居るでしょう正直)

結論、何が言いたいかって…

とりあえず安堵しました。

まさかそんなことあるまいって思うし、そんなことあったら流石に陰謀論とか持ち出しちゃうぜって話ですけど、やっぱり20時を迎えるまでどこか油断できなかったんですわ。

「まさかそんなことあるわけないよね」って思いながらも、なんか「これで今年も…なんてそんなばかな…ねえ?」みたいなせめぎ合い。

けっこう直前までそれはあったのがリアルなところで、繰り返しになりますが今年は無事に公開のひと時を堪能できて良かったです。

改めて、良い年にしようと思います。
お腹いっぱいピアノ弾くぞ。



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西村広文 HirofumiNishimura
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