壮大な二次創作だなと感じたスナック夢幻鉄道
昨夜は兵庫県川西市を走る“能勢電鉄”にひたすら揺られていました。
川西能勢口駅と妙見口駅を往復する貸切車両の中で、ひたすらにお酒を飲みながら車窓を眺めながら。
▼こんな感じhttps://twitter.com/nishimura_piano/status/1847679200595235201
能勢電鉄の車両をごっそり貸し切って、電車の中で飲み会(ならびに終着駅の妙見口駅でも2時間近く停車してさらに飲み会)を開催するっていうなかなかのこのイベントは『スナック夢幻鉄道』と名付けられていて、今回が2回目の開催だったりするようです。
主催はモリゴン(@株式会社かわにし)という若手経営者さんで、僕も個人的にここ数年でモリゴン氏とは多少のお付き合いがあったもので、今回主催直々にご招待いただきました。
『夢幻鉄道』と言えばキングコング西野さんが作詞・作曲された曲のタイトルであり、僕も今年の元日にカバー動画をアップさせていただいた曲であります。
https://www.youtube.com/watch?v=XRa03QKujlU
その経緯もあって、今年の春先に開催された初回の『スナック夢幻鉄道』の際に、車両BGMとして僕の演奏音源を使わせてほしいというお願いを頂いていて(もちろん快諾して)、その時もご招待をいただいていたのですがスケジュールが合わずで参加が叶わなかったので、今回晴れて参加できて良かったです。
普段、自分が参加したライブやイベント翌日なんかにここを書く際に、ライブのレビュー的な、中身の振り返り的なことは特に書かないスタンスだったりするので、今回も同様に特に中身に関して細かくああだったこうだったって事をレビューするつもりはあまり無くて。
昨日の時間を過ごして、一夜明けて改めて思った事として書いておきたいなと思ったのは、「二次創作を生み出すパワー」みたいな部分。
そのムーブメントを生み出す作品の力、ならびに人(西野さん)の力というか。
例えば『えんとつ町のプペル』という作品ひとつにしても、作品(ならびに西野さん)を応援している方々が、ただイチお客さんとして受け身100%というわけでもなく、その作品や世界観を広めるために日々いろんなファンアートを生成されてるのも目にしますし、付随したイベントがあれこれ開催されてたりもします(例えばバレエとかもそうだし、そもそも大阪プペルも発端はそこだし)。
昨日の『スナック夢幻鉄道』だって、夢幻鉄道というIP(知的財産)を盛り上げるための壮大な二次創作の世界だと僕は捉えていて、そこには「この作品が好きだから」とか「西野さんの活動の応援に少しでもなれば」という、ただただ純朴な気持ちが詰まっている世界に他ならないなと。
その作品が好きだ、その人の活動をもっと応援したいっていう気持ちから、じゃあその作品(活動)を盛り上げるために何かできることはないかってモチベーションからの壮大な二次創作に励む方が実に多い印象で、改めてそういうムーブメントがどんどん生まれていく作品を生み出し続ける(ならびにその人徳・説得力がエグい)、西野さんって人はすんごいなぁ〜と、昨日の車両に揺られながら思ったのでした。
需要と共有の一方通行が普通って空気にずっと居続けてきた中で、ただ曲を(演奏を)届けて「良いなぁ」と思ってもらうところを終着(満足)とするんではなく、その好きな音がもっとたくさんの人に広まって欲しいから、受けるばかりでなく何かしらの形で広めるために頑張ろうと思ってもらえるところまで貪欲にいきたいとも思えた時間だったり。
それで言うと来週の伊勢のライブなんかは、この人のピアノを拡めたいっていう気持ちでイチお客さんの立場として主催(ならびに集客)していただいてるわけなので、僕(のピアノ)という存在が作品だとすればそれもまた二次創作的なマインドの場なのかもしれません。
本来の二次創作の定義とはちょっとズレている話だとも思いますが、ひとつの価値観の形として。
みたいなことを思いながら能勢電鉄に揺られていた昨夜なのでした。
たくさんの方にお声がけいただけて嬉しかったです。
また頑張ろうと思います。
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