「仕事」と「生業」はちゃんと分けて考えなきゃねってこと -天才万博に行ってみて-

昨夜は「天才万博」に行ってきました。

毎年、この時期に東京キネマ倶楽部で数日間に渡って開催されている音楽フェスです。
(今年は12月26〜30日の5日間)

誰が出るとかあんまり関係なくチケットがバシバシ売れるという、「イベントそのもの」を楽しみにしている人が大多数のフェス。

主催はホームレス小谷という人で、元お笑い芸人でキングコング西野さんの後輩。
※西野さんも毎年この時期は天才万博で毎日酔い潰れてるとか

天才万博そのものの解説をし続けてもアレなので、今日はそれに付随したちょっと真面目な話。

僕は大阪に住んでますが、ここ数日のスケジュールを考えた時に昨日一日だけ「現場」と呼ばれる予定が入ってなかったので「弾丸で東京行けるな」と思い立って天才万博に参加しました。

昨日の僕はと言うと、16時開場なのに張り切って14時前には東京に着いちゃったのでそこから一人で飲み始め…

会場に入ってからもひたすらに飲み続け、途中いろんな方と会えたのもあってお酒が止まらず。

西野さんに焚きつけてもらったおかげで飛び込みで演奏までさせていただき(ベロッベロでしたから素面の時に比べて酷いもんでしたけど爆)。

そのまま会場内で行われた二次会にも参加して、会場を出されてからも3軒目に行き…

気付けば3時とか4時とか。


ここまで読んだ時に…

オフを満喫している、休みを利用して遊びを堪能している、ただお酒を飲んでワイワイやってるだけ…という捉え方は実は全然違うんですよというのが今日の話。

ただ遊んでるだけとかオフを満喫しているという位置付けならば、そんなことしてる暇あったら曲作れとかピアノ練習しろとか、締め切りごととかちゃっちゃと進めなよというツッコミが自分に飛んできます。


空き日を利用して弾丸で東京のイベントに行って12時間以上酒を飲んだ。

これが実はめちゃくちゃ有意義かつ効率の良い仕事になっているというお話。

昨日は本当にたくさんの方に会えてご挨拶ができました。

西野さんは当然のこと(3次会まで一緒でした)、ミュージカル「えんとつ町のプペル」プロデューサーのセトちゃんや小野功司さんとも再会したし。

主催のホームレス小谷さんもそうだし、フォトグラファーのイシヅカマコトさんとも話せたし、チムニータウンインターンのななちゃん、幻冬舎の袖山さんともがっつりお話できました。

あとはブロードキャスト!!の房野さんやSHOWROOMの前田さん、鴨頭嘉人さん、一級建築士の只石さん、ロザリーナさんにもご挨拶できたり。

ずらずらっと羅列させてもらいましたが皆さん、僕が普段からちょっと離れたところから一ファンとして「おもしろい人だなぁ」と見続けてきた人たちです(西野さんとセトちゃん以外は面識ゼロでした)。

おもしろいってのはインタレスティングのほうね。

そして大阪公演で一緒に戦った高橋伊久磨と阿部よしつぐさんとも再会できました。

よしつぐさんとは一緒に飛び込みでステージに上がって、スコップのテーマをやりましたよ(まさかのカホン西野亮廣)。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』東京公演が行われた東京キネマ倶楽部の舞台上で、大阪公演のスコップとキーボードコンダクターがプペルナンバーを演奏するっていうのは、酔っ払いの飛び込みとはいえとても感慨深かったです。(こういうのを"エモい"と言うんでしょうか?)

合法的に昨夜の天才万博にいらっしゃった皆さんに自分のステージを観てもらえたという時間です。

これらが全てしっかり「仕事」になっているということ。
しかもかなり有意義な。

先ほど名前を羅列させていただいた方々とお一人お一人コンタクトを取ろうと思ったらなかなか大変ですが、天才万博に行けばある程度の人が集まっているというのは分かってることなので、じゃあそこに行けば一気に皆さんにお会いできるわけで。

圧倒的にタイムパフォーマンスが良い。
(演奏まで観てもらえたし)

その日にそこに行って給料いくら貰えるとかそういう「仕事」の価値観ではなく、これからの自分への投資という感じ。

そこに時間と足を使ったという仕事。

実際、3次会まで西野さんやセトちゃんらと飲ませてもらってエンタメに対するめちゃくちゃ貴重な話や現行のディスカッションも聞けて、弾丸で東京来たことに対して山ほどお釣りが来るたくさんのリターンをいただきました。

かく言う僕も会場に居る時から既にかなりできあがってたので、ほぼほぼ初対面の方々に対してかなり傍若無人な言動をとってた記憶があちらこちらにあって、本当に申し訳ございませんという気持ちもありますが。
(初対面がベロベロはツライ)

飛び込み演奏の話が出た時に素面で天才万博のステージに飛び込む勇気がなかったからお酒煽りまくったって内情は内緒

プロデューサーのセトちゃんが音声メディア等でよく「飲み会が仕事」って言ってるんですが、それは本当にあるよなと思ってて。

実際、天才万博も音楽フェスと銘打ってますが、目の前で行われてるライブで音楽を堪能しながらみんながとにかくお酒を飲んでる「飲み会」の側面もしっかりあって。

だからってただボーっと飲んでお酒美味しかった〜では全然意味がなくて、ちゃんとその飲みを「仕事」と堂々と呼べる時間として自分が過ごしたかどうかということが大事なんだろうと思います。

僕は9月末にいただいた12本のハイボールが最近ようやく全部なくなったっていうくらい普段一人でほとんどお酒を口にしない人なので。
(そのハイボールも仕事で飲んだ)

なので酒好きというわけではないんで、別にわいわいお酒が飲みたくて行ったというよりも「飲み会というツールを利用させてもらった」という言い方が正しいと思います。

業界のトップランナーから飲みの場で出てくる話はいつだって現在進行形で、加えて次を見据えてる話ばかりなので聞いててワクワクしますし「凄いな〜」と思います。

かといってどう考えても同じような真似はできないので、じゃあ今の自分が次に考えるべきことは?やるべきことは?という学びの時間にもなります。

お金を稼ぐことは仕事ではなく、それは「生業」という名前がちゃんとあって。

そこにたどり着くためのプロセスの時間を「仕事」と呼ぶと思っているので、飲み会=勉強=仕事の方程式は成り立つと思います。
(飲む相手と場がめちゃくちゃ大事になってきますけど)

なんかいろいろ話がゴチャついてきたんで、結びます。

つまり何が書きたかったかというと…

「ただ年末に浮かれて酒飲みに遊びに行ったんじゃなくて、ちゃんと仕事してたんだよ!」ってこと。
だから締め切りごともうちょっと待って

今日も今ごろ皆さま酔い潰れてるんでしょうか。

まだまだこれからでしょうか。

良い夜を。


[P.S.]
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