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『復活!道の駅ピアノコンサート』から本当に復活してたピアノに感慨無量

昨年から度々話題にさせてもらってきた能登食祭市場。

紛うことなき七尾のランドマークのひとつであり、地元の方も市外県外
の人も、何だったら国外の方も立ち寄る観光スポットでございます。

この能登食祭市場の中には能登では数えるほどしかないストリートピアノが設置されていて、食祭市場は道の駅にも登録されていることもあって「駅ピアノ」なんて呼ばれたりしています。

その駅ピアノは地元の(ならびに観光客の)老若男女の憩いのツールとして存在を発揮しておったと思うのですが、震災を機に亀裂だらけの立ち入り禁止の部屋でずっと眠ったままとなりました。

長らくそのピアノは鳴らなくなったわけですが、その音がまた食祭市場の中に響くようになったきっかけは…誰あろう僕のコンサートなのでありました(いや本当に)。


駅ピアノ復活の模様


昨年の9月23日に『復活!道の駅ピアノコンサート』と銘打たれたイベントですが、「そういうイベントがあるから弾いてください」という順番で僕にオファーが来たわけじゃなくて、「僕が弾きにくるからピアノ復活させてください!」という逆オファー的な流れで実現したコンサートなんであります。

これは事実として。
(※経緯はここに全部書いてありますよろしければ)


今回の帰郷はその9月23日以来だったこともあって、あの日「復活!」と銘打っていた食祭市場の駅ピアノは、その後結局どうなってるんだろうな〜って気になっていたのは事実で、あのピアノとの再会というのは僕の中で今回の大事なミッションでございました。

結果、復活したあの日と同様にしっかりそこに存在しておりました。

昨年9月の僕のコンサートも見てくださっているお店スタッフさんが居らっしゃったので、このピアノのその後はどうですか的な話をいろいろ聞かせていただいたんですが、あれからすっかり大活躍している様子。

家族連れで賑わう週末ともなれば子どもたちが楽しそうに鍵盤を叩いてたりするみたいですし、平日でも時にレディース&ジェントルマンがピアノを嗜んでいたりするのだとか。

ここはガッツリ吹き抜けになっているので、その音は館内に適度な音量で響くわけで、食祭市場にすっかりピアノの音が戻ったようです。

元々この駅ピアノが置いてあった場所はこの吹き抜け広場じゃなくて、隣接しているひと部屋の中だったわけで、その部屋は今でも立ち入り禁止のままなのですがピアノだけが外に運び出されたので、結果的に以前よりかなりフィーチャーされた置き場所になっています。


こりゃ目立つぞ


そんなこんなで、あの日以来すっかりいろんな方にペタペタ触られてるみたいで、たくさん鳴ってるみたいです。

スタッフさんからそんな話を聞きながら、なんとも言えない感動とそれに伴う自負みたいなものが沸き続けて、なかなかに感情が忙しかったです。

別に自分を誇示するという意味合いはさらさら無くて、ただただシンプルに「あの日がきっかけなんだよな〜」という感慨深さからくる自負です。

正確な顛末としては最初に「ピアノ出しましょ!」と切り出したのは、共に館内を訪れたキングコング西野さんで、「出してくれたら僕ライブしに来ますよ!」とダメ押ししたのが僕で、そのコンボに「まーじですか!出します!」と責任者の方が受け身をとってくださったという流れ。

あそこで「ピアノ出しましょ!」と些か強引に館内責任者の方を口説かなかったら、もしかしたら未だにピアノは眠ったままだったかもしれません。

何をどう書いてもちょっと烏滸がましい感じになってしまうのが忍びないのですが、今当たり前に駅ピアノとして本来の姿で活躍していて、現地の方々がピアノという楽器を改めて楽しんでくれている背景に、あの日の僕のコンサートがあったからだっていう事実は、やっぱりどうしたって自負含みの嬉しさ、感動がひっきりなしに込み上げてきます。

僕はそもそもピアノという楽器に触れてくれる人が増えるのが嬉しい人間ですし、一人でも多くの人にピアノという楽器を好きになってほしいですし、ちょこちょこ言ってますが僕に触発されてピアノを始めたっていう話を聞く度に「やっててよかったし、そういう人たちのためにも頑張ろう」と心の底から思うくらいには、人々がピアノを楽しんでくれるフェチであります。

だからこそ、あの日以来しっかりとピアノがピアノとして輝いているのが嬉しくてたまらんのです。

少なくとも一台のピアノは救えたので。

普通にライブ仕様のレイアウトになっているので、また僕もちゃんと日程を決めて大々的に弾きにいきたいと思います。

ふらっと寄ってふらっと弾くみたいな駅ピアノが持つ本来の立場とはちょっとズレるかもしれませんが、食祭市場のピアノに関しては許してください。

っていう、ただただ感動を分かちあいたいってだけの話でございます。
実に個人的な感情にお付き合いいただいて有難うございます。

ではまたです。

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西村広文 HirofumiNishimura
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